時代を全うした(もしくは翻弄された)博徒たち・・・~明治残侠伝(GJ)
遊侠伝で遊んだならば、残侠伝で残りの生き様を見なくちゃ、ということで、リアル双六「明治残侠伝」(GJ)もやってみました。時間の都合で、清水・黒駒の一家の博徒に絞っています。
まず、大親分の清水の次郎長。官幕両軍の誘いを受けるも「あっしには関わりにねえことでござんす」と任侠に止まります。が、風向きを見抜くことにかけては、天才的な次郎長は「なあに時代は変わったのよ」と堅気になる決意をします。「これからは実業だ」と裏街道の手管も使って、御用商人に。「まさか、畳の上で死ねるたあ、思わなかったぜ」と元子分の見守る中で、大往生します。
一方の親分の黒駒の勝蔵。攘夷志士気取りの勝蔵は、「これからは天朝様の世の中よ」と史実通りに官軍に参加。が、脱走をしなかったのがよかったらしく、運良く士族に取り立てられて「官員」へ。「髭を生やして洋装かい」とすっかり垢抜けて、これまた、大往生で一生を終わります。
この他にも、任侠を貫いた大岩や堅気になった塩田の玉五郎(黒駒)、無頼と監獄を行ったり来たりした後、堅気になって農業に従事した森の石松(!清水)も、大往生となります。
この5人ほどではないものの、平凡に人生を終えたのが、「旦那どこまで参りましょう」と車夫となったお相撲常(清水)、堅気になって農業開発に従事した鬼神の喜之助(黒駒)でした。
過半数の博徒が、幸せな余生を送ったのに対し、残りの半数は、時代に翻弄されて、最後を迎えます。紆余曲折の末、警官になった小政(清水)は、士族の反乱-西南戦争に駆り出され、「名誉の戦死」。「こんな情けねぇ死に方かい」
「サイコロが呼んでやがる」と極道気質が抜けなかった大政や法印の大五郎(清水)は、下らぬ喧嘩に巻き込まれ、「刺されちまった痛ぇよ」と惨死。
遊侠伝では大活躍だった吉良の仁吉は、派手な喧嘩(と殺し)が政府から目を付けられ、牢獄に。速成裁判で「斬罪とする」と獄門首に。同じく紅一点の「女無宿おりは」も堅気と無頼を行ったり来たりするうちに、当局に睨まれて牢獄に入り、「やくざの果てはこんなもんさねぇ」と、晒し首に。
両家の生き残った12人のうち、5人が天寿を全うし、2人が平凡に、5人が非業の死と、激動の時代を駆け抜けた博徒の一生でした。
まず、大親分の清水の次郎長。官幕両軍の誘いを受けるも「あっしには関わりにねえことでござんす」と任侠に止まります。が、風向きを見抜くことにかけては、天才的な次郎長は「なあに時代は変わったのよ」と堅気になる決意をします。「これからは実業だ」と裏街道の手管も使って、御用商人に。「まさか、畳の上で死ねるたあ、思わなかったぜ」と元子分の見守る中で、大往生します。
一方の親分の黒駒の勝蔵。攘夷志士気取りの勝蔵は、「これからは天朝様の世の中よ」と史実通りに官軍に参加。が、脱走をしなかったのがよかったらしく、運良く士族に取り立てられて「官員」へ。「髭を生やして洋装かい」とすっかり垢抜けて、これまた、大往生で一生を終わります。
この他にも、任侠を貫いた大岩や堅気になった塩田の玉五郎(黒駒)、無頼と監獄を行ったり来たりした後、堅気になって農業に従事した森の石松(!清水)も、大往生となります。
この5人ほどではないものの、平凡に人生を終えたのが、「旦那どこまで参りましょう」と車夫となったお相撲常(清水)、堅気になって農業開発に従事した鬼神の喜之助(黒駒)でした。
過半数の博徒が、幸せな余生を送ったのに対し、残りの半数は、時代に翻弄されて、最後を迎えます。紆余曲折の末、警官になった小政(清水)は、士族の反乱-西南戦争に駆り出され、「名誉の戦死」。「こんな情けねぇ死に方かい」
「サイコロが呼んでやがる」と極道気質が抜けなかった大政や法印の大五郎(清水)は、下らぬ喧嘩に巻き込まれ、「刺されちまった痛ぇよ」と惨死。
遊侠伝では大活躍だった吉良の仁吉は、派手な喧嘩(と殺し)が政府から目を付けられ、牢獄に。速成裁判で「斬罪とする」と獄門首に。同じく紅一点の「女無宿おりは」も堅気と無頼を行ったり来たりするうちに、当局に睨まれて牢獄に入り、「やくざの果てはこんなもんさねぇ」と、晒し首に。
両家の生き残った12人のうち、5人が天寿を全うし、2人が平凡に、5人が非業の死と、激動の時代を駆け抜けた博徒の一生でした。
この記事へのコメント
千葉会でもタイミングが合えば、持ち込みますよ~。
面白いので機会があればぜひチャレンジしてみてください。
またお会いできる日を楽しみにしています。