鋼のIDF、スエズを渡れ!~Yom Kippur(CMJ)後半

戦いは終盤へ。第7ターン、エジプト軍はもはや少数になった機動兵力を中央部から引き抜き、アカビシュ道沿いに申し訳程度の散兵線を引きます。

逆襲の勢いに乗るIDFは、取り残された敵部隊を各個に殲滅しながら、アカビシュ道に殺到。オーバーランと浸透包囲で退路を遮断した上で、砲爆撃とのコンビで、敵部隊を次々に血祭りに上げます。

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Tasaを中心に、まだ敵の残存部隊がいましたが、殲滅は時間の問題です。となれば、いつ、スエズを逆渡河するか?

このターンから停戦drが10以上(1/6)となるため、時間との競争が忍び寄ります。エジプト軍も残りわずかな機械化部隊をFayidに投入し、IDFの渡河点を抑えにかかっています。

ならば・・・善は急げ! PCB道路を押さえたIDFは、1個戦車大隊を先頭に#2213へ突進し、架橋。スエズを渡れ!突破ファイズに、ついにアフリカの地を踏みます。

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第8ターン、IDFの渡河に応じて、エジプト軍のGHQ予備が動き、Fayidから西に阻止線を引きます。

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渡河はしたものの西岸での兵力が少ないイスラエル軍は、無理をせず、阻止線の外郭部を攻撃し、Fayidと#1530(VP地点)に圧力をかけます。一方で高機動部隊を北上させ、逃げ遅れたSAMを蹂躙し、北の湿地帯に追い込みます。

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同時に東岸では、砲兵を有効活用して、残存兵力を殲滅し、次ターンの本格攻勢に備えます。

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第9ターン、局地的にも主導権を握りたいエジプト軍は、Fayid前面で部分攻勢をかけます。イスラエル空軍の阻止爆撃を受けながらも、またもdrで押しのけ、D2r2の大戦果!一時はイスラエル軍の橋頭堡まで迫ります。

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これに対し、IDFは大部分の砲兵と空軍を投入して、反撃開始!河川越しながら、6:1と9:1を立て、敵の前衛を粉砕し、Fayidに迫ります。同時に、Churchillに居座るエジプト軍歩兵に対し、包囲攻撃を行い、2ステップロスを与えます。

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第10ターン、停戦drは8以上となり、いよいよ、時間がなくなります。エジプト軍はもはや戦線を放棄し、Fayidと#1530(VP地点)、Churchillの拠点に最大スタックを作って、立てこもります。

IDFはこれらの全てに、砲爆撃を集中し、包囲攻撃!地形修整のない#1530(VP地点)は重圧に耐えきれず崩壊し、IDFが凱歌を上げます。が、FayidとChurchillは、残り数ステップまで追い込んだものの、堅い地形修整に阻まれ、占領ならず。

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と、ここで、国連の停戦決議が可決・・・。イスラエル軍としては、停戦破りも考えましたが、ペナルティの-2VP に対して、獲得できる(あるいは阻止できる)VPが+2しか見込めないため、国際社会の非難を受けるよりはと、停戦を受け入れました。

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これにより、第4次中東戦争は、+4を獲得したIDFの戦術的勝利で終結しました。史実より1ターン早く、イスラエル軍にとっては史実より有利な幕引きでした。

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個人的な感想としては、しごくオーソドックスな安定した展開でした。SCSの安定感によるものだと思いますが、シナイ半島での戦闘が適切に再現されていて、よい意味で「安心して楽しめる」SLGでしょう。再現性が高いので、数回のプレイで大枠は見えますが、振れ幅のある砲爆撃やCRT、オーバーランの賭博性などにより、戦術的に知恵を絞る場面も多く、だれた展開にはなりません。逆に基本システムがシンプルな分、兵力配分や反撃時期など、戦略に専念しやすく、度々、「心地よい」決断を迫られることも・・・。

なかなか、テーマ的に人気がなく、若干の慣れとテクニックが必要なため、日本でのプレイ率は低いようですが、自分が所有する「第4次中東戦争」ものの中では、一番楽しかったです。

即インスト向きではありませんが、ぜひ、対戦をしてみたいので、どなたか、お相手をお願いできませんかね~。求む、砂漠の戦士よ!

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この記事へのコメント

kgg_inb
2010年06月20日 10:47
いや~ 面白かったです。 周辺ではこのゲームってあんまりいい評判を
聞かなかったのですが、いい意味でその評判を裏切る好ゲームですね。

それに、シャロンの独走や
中国農場付近のIDFのスエズ逆侵攻など

まさに史実のように劇的な展開でしたね~

もともとヨムキプール戦争には興味があり、いいゲームを探してたのですが
このリプレイで猛烈にプレイ意欲が沸きました! 本当にありがとうございます!
mitsu
2010年06月22日 00:11
kgg_inbさん、お立ち寄りいただき、ありがとうございます。リプレイでも触れましたが、システムと展開のバランスが非常によく、丁々発止の戦いが楽しめます。かなり、テストプレイしたのでしょうね。

エジプト軍は、序盤は無敵のATGM効果で、にっくきIDFに溜飲を下げることができます。中盤以降は押されっぱなしになりますが、機械化歩兵や徒歩歩兵に砲兵を上手く絡められれば、そこそこの消耗戦を挑めます。

一方、イスラエル軍は中盤以降はほぼ無敵ですが、全てを押しつぶすには戦力が足らず、いつ、終わるかわからない、停戦チェックと相まって、緊張感抜群です。とにかく、時間がほしい!

適度に戦術的な要素もあり、部隊運営の妙も楽しめます。全く戦場は違いますが「第48装甲軍団の激闘」(CMJ)を思い出しました。

よほどのことがないと出てきませんが、アメリカ軍の緊急展開部隊とソ連軍の増援も揃っているのが、中東ファンとしてはうれしいですね~。

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