狂える超絶ヒーローの破壊力!~「ドラゴン・パス」(HJ)S3「アーグラスの帰還」

千葉会でのもう一戦は、F級のラスボスにあたる「ドラゴン・パス」(HJ)です。基幹ルールはシンプルながら、これでもかと趣味に走った特別ルールのオンパレード。それでいて、(徹底したデヴェロップのおかげで)シナリオバランスも絶妙という、奇跡のファンタジーアイテムです。

前回に、サーター王国が数のルナー帝国に押し切られたシナリオ3を、陣営を入れ替えて、再戦です。ヒーローを擁するサーター王国軍をmitsuが、圧倒的な数を誇るルナー帝国軍をかみさんが担当です。

まず、セットアップ。防御側となるサーター王国軍の基本方針は、「後手からの一撃」です。この日のために、何回かソロをしてたどり着いた作戦です。

画像

前回は、兵力をばらまいた遅滞戦術で、兵力不足を起こして寄り切られたため、これは却下。http://chiharakai2005.at.webry.info/200911/article_11.html

かわりに、ハレックを核とした積極攻勢をしてみましたが、これもハレックの機動を制限した上で、弱いところを叩く「ライヘンバッハ・プラン」により、最後はルナー帝国に分がありました。

そこで考えついたのが、ヒーローの待ち伏せで敵に打撃を与えてから、ハレック軍団で敵の先鋒を叩いて回る機動防御-「後手からの一撃」作戦です。これを成功させるには、隠蔽ルールを最大限に活用し、ヒーローの埋伏したスタックを敵に「攻撃してもらう」ことが条件になります。

セットアップでは、あえてスタック量に濃淡を付けて、敵が「攻めやすい」状況づくりに、努めました。その結果や、いかに?!

第1ターン、北に騎兵軍団を、南に歩兵軍団を配置したルナー軍が、それぞれの前面に攻撃をかけてきます。南部と中央部では、1ユニットの戦線を多勢で打ち破り、順当に戦闘後前進をします。

画像

一方、北方のJonstown城周辺を攻めた部隊が、悲劇に見舞われます。ここに、埋伏した狂戦士ハレック&罪深きグンダの最強スタック!スタック編成を変えて、前面に出てきたハレックは敵騎兵の突撃を押しとどめると(損害なし)、狂ったように魔剣を振るい、敵の2スタックを殲滅してしまいます。壊滅したルナー軍兵力は、のべで19戦力分!

画像


画像

第2ターン、位置を知られたハレックは隠蔽を脱ぎ捨てると、中央部に侵攻した敵の歩兵騎兵スタックに、突撃を加えます。地形効果を一切無視するスーパーヒーロー効果で、この12戦力のスタックも一撃で殲滅!

画像


画像

ルナー軍はやむなくハレックのいない北東部と南西部で攻勢に出て、わずかながらも戦線を押し込みます。

画像

中盤もハレックの暴走は止まらず。第3ターン、ヒーローの移動特典で一気に南下した狂戦士ハレック&罪深きグンダのコンビは、精強歩兵軍を横撃し、これを殲滅!

画像

さらに、第4ターン、中央部に引き返し、ここに残ったわずかなルナー軍を完膚無きまでにたたきつぶします。

ここまでに冥府に送り込んだ、赤き月の軍団は、なんと54戦力!ルナー軍の半数以上の兵力をたった2人のヒーローが、破壊したことになります。ああ、恐るべし、狂える超絶ヒーロー!

しかし、歴戦のルナー帝国軍は、決して諦めませんでした。ハレックが中央部から南部で機動防御をしている隙をつき、再編成した騎兵軍団の全力で、Jonstown城を急襲します。サーター軍も十分な部隊を配置していたつもりでしたが、ルナー帝国軍の集中はそれを上回りました。のべで26戦力を集めた結果、確率は1/6ながら、サドンデスの可能性が・・・気合いとともに、振ったdrは、おしくも「5」!かろうじて、1ユニットが踏みとどまり、敗北を逃れました。

画像

第5ターン、この危機に、サーター軍の脊柱たるハレック軍団が、Jonstown城に駆けつけます。そのまま、城内で踏みとどまれば、勝負は確定でしたが、超人ハレックはあえて出撃します。「悪の帝国は、一兵たりとも逃さざるなり!」

12戦力の重騎兵を従え、群がるルナー軍に突撃するハレック&グンダ。これで勝負あったかと思われましたが・・・ここで、まさかの「1」!わずかに1ユニットを撃破するに止まります。勢いを取り戻したルナー軍は、態勢が崩れたヒーロー2人に駆け寄ると、損害をものともせず、反撃を敢行!その結果、なんと、猖獗を極めたハレック&グンダを討ち取ってしまいました!

画像

が、ルナー軍の健闘もここまで。意気上がる赤き月の軍団が、Jonstown城に最後の攻勢をかけましたが、疲弊した戦力では、籠城兵力を打ち破ることはできず。全ての城塞を守りきったサーター軍の勝利となりました。

画像

中盤まではかなり有利なはずだったんですが、dr一振りの恐ろしさ。すさまじい暴力で59戦力の敵を粉砕しながら、人海戦術に敗れたハレック&グンダ。ドラゴン・パスは、やっぱり名作です。

画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 6

驚いた
面白い 面白い 面白い 面白い
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

mastakos
2009年12月23日 22:57
こんばんは。
記事面白かったです。
ところでヒーローの脱出チェックは両方とも失敗してしまいました?
攻撃失敗で死んでもすぐ後の回復フェイズで帰ってくるので運さえ良ければ単騎でずっと暴れつづけたりしますw

あとシナリオ3ではユニット総数はサーターの方が1ユニット多いくらいなのでルナーが圧倒的な数を誇らないと思うんですが・・・。
ルールブックP34参照
・ルナー :HC14、CC13、FN10 計37ユニット、
・サーター:CM15、FA18 etc5 計38ユニット
写真を見るとFAのユニットが少ないように思えますがどうでしょうか。

シナリオ5からはお互い1スタックふっとばすユニットがあるのでハイスタックをお互い組みにくいのでまた大きく感じが変わってきます。
スーパーヒーローがいれば弾けますが他のスタックを狙えるようになるのでお互い明かしたくないのでどうするのが良いのか私はよく判ってないです。
次以降のシナリオリプレイも楽しみにしてます(^^
mitsu
2009年12月24日 22:04
mastakosさん、コメントをどうもです。

>ところでヒーローの脱出チェックは両方とも失敗してしまいました?

今回は、ハレックが復活し、罪深きグンダがヴァルハラへ旅立ちました。怒れる狂戦士は、地の果てまでルナー騎兵隊を追い詰めるでしょうね。

>あとシナリオ3ではユニット総数はサーターの方が1ユニット多いくらいなのでルナーが圧倒的な数を誇らないと思うんですが・・・。

ありがとうございます。ルナー軍が圧倒的と思ったのは(ヒーローを除けば)1ユニットあたりの戦闘力が高いことと、戦術的な運用ならば、機動力が高いルナー軍が有利と判断したからです。

このシナリオでも、ルナー軍がうまくサーター軍の内線を阻害できれば、必要なときに必要な兵力を集めて、決勝点を作れると思います(前回のプレイ)。

ハレックを妨害して、運動戦に持ち込めば、騎兵戦力比で勝るルナー軍に勝機があるはずですが・・・。

それにしても、魔法なしのシナリオでも、かなり悩ましい戦術とバランスです。

この記事へのトラックバック