地獄の門を打ち砕け!~戦慄の要塞(T誌付録)第2セッション

せっかく盛り上がったファンタジー熱が冷めないうちにと、中途で終了した「戦慄の要塞」(T誌付録)の第2セッションをプレイしました。

前回の探索行により、1名の仲間(アルリック)を失った一行ですが、生き残った5人は、十分な経験と膨大な財宝により、3レベルの上昇を果たします。それぞれの特徴を生かすべく、ボーナスを割り振ります。

また、亡くなったアルリックの代わりに、仲間を募ったところ、エルフが名乗りを上げます。その名は、グヴェイギロン・エレンガル!オリジナルキャラの中でも、屈指の能力(弓と魔法)力を持つ、魔術師です。

これにより、パーティは極めてバランスの取れた編成になります。

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[前衛担当]戦士の壁2人 
グレイド(人間)HP12 剣+11drm(!)魔法3/1/0 解毒・敏捷のメダル 魔法の鎧+2
オスカル(人間)HP10 剣+2drm 魔法2/3/2 護符

[後衛担当]エルフ3人衆
メイトウィスト(エルフ)HP9 弓+5drm 魔法5/5/5(!)指輪(抗魔法+1)護符
グヴェイギロン・エレンガル(エルフ人間)HP7 弓+6drm 魔法2/3/4 
ディードリット(エルフ)HP8 弓+2drm 魔法3/3/0 魔法の鎧+1 護符2枚

[それ以外(罠解除担当)]細工の職人1人
デューダ(ドワーフ)HP6 斧+1drm 魔法2/2/2 罠解除5(!)薬鑑定のメダル

今回の目標は、地獄の門-ヘルゲイト、ただ一つ!太陽の状態が黄色となり、やや回復の呪文が少ないことからも極力、戦闘を避け、突進することにします。目指すは、ヘルゲイトの位置を暴き出す「鏡」と、おそらくそれがある地下に行くための「階段」です。例外としては、魔法力がアップする可能性のある芸術品や立像、祭壇などには、無理ない範囲で立ち寄ることにします。

序盤、「鏡」を求めて、通路を突進する一行の前に、祭壇の小部屋が現れます。これは、チャンスと中に入ったところ、キマイラ(HP7)が登場。が、前衛・後衛のバランスのよい連携攻撃に、炎の息を吐くこともできず、瞬殺(第1ラウンド)となります。

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調べたところ、この祭壇は、最強の攻撃魔法「神の怒り」をもたらすマルサス像と判明!早速、抗魔法力5(!)のメイトウィストが呪文をかけますが、ああ、ここで像が暴発し(drで6!)、彼女に「神の怒り」(2d6+2)が降り注ぎます!強力な閃光がメイトウィストを貫き、いきなり、絶命してしまいます!やむを得ず、デューダが持っていた復活の指輪で蘇生させますが、ああ、なんて、前途多難なスタートでしょう。

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が、探索としては、この部屋に入ったのは正解でした。祭壇の裏にある隠し扉を開いたところ、さらに3つの部屋が繋がっていることが、発見されます。二部屋目はヘルゲイトの位置を暴き出す「鏡」!怪物の邪魔もなく、これを調べると地獄の門は、最深部の地下2階にあることが判明します。

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部屋を出た一行は、ひたすら「階段」を求めて、迷宮を突き進みます。なかなか、思うように見つからないもので(チット引きが悪い!)、30ターン近く、回廊をさまようことになります。

この間、難敵ガーゴイル(第23ターン)やトロール(第27ターン)、ミノタウロス(第29ターン)などに遭遇し、戦士二人が若干の傷を負いますが、後方からの正確無比な弓の援護もあり(平均で4ヒット近く!)、これを退けます。

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行きがけの駄賃で、経験値が上昇したことと、高価な魔法の品を持っていたので、パーティの戦闘力が、思いの外に上昇します。魔法の鎧+3が戦士グレイドに、手稿(神の怒り)がグヴェイに、お下がりの魔法の鎧+2がデューダにもたらされます。

第32ターンに、ハーピィの群れを苦もなく撃退した直後、ついに階段が見つかります。一行は迷いなく、地下へと下ります。

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と、その先で待っていたのは、ヴァンパイアでした!吸血鬼は得意の魔術で、グヴェイを味方に取り組みますが(魅惑)、その隙をつかれて、グレイドの魔剣が一閃し、首をはねられます。

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先を急ぐ一行は、次の部屋で僥倖にも、二つ目の「階段」を発見!これでヘルゲイトのある地下二階へのルートが開けます。が、そう簡単には行かじと、強力な怪物が立ちふさがります。ともにHP10のオグル2匹!

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地下にいることで、耐久力も攻撃力も上昇している敵を相手にするには、危険です。と、ここでメイトウィストが呪文をかけます。魅惑!これが見事に決まって、オグル1匹が味方になります。こうなると、敵の攻撃はたかが知れたもので、戦士グレイドと寝返ったオグル、弓の連係攻撃の前に、あっさり、怪物は撃退されます。

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いよいよ、最下層へ降りた一行を待っていたのは、これまた、僥倖にも「鏡」!映し出されたヘルゲイトは、8区画先にある!ゲームは、一気に佳境に入ります。

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ヘルゲイトへ突き進む一行は、待ち伏せのしにくい回廊を前進しますが、途中で「さまよえる怪物」に遭遇します。ああ、これが、最強の魔法生物-ガーゴイル!最下層ハンディで2匹となり、そのHPは合計で41!!決戦を前に、相当の出血が予想されます。戦うべきか、それとも・・・。

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一行が選択したのは、怪物とのネゴシエーションでした。まず、交渉値3のメイトウィストが語りかけますが、これは失敗。やむを得ず、大金400Gを差し出して、買収を試みます。これが成功!ガーゴイルが大好きな金貨に気を取られた隙に、素早く通過します。

前方にはヘルゲイト、後方には強力なガーゴイル・・・。もはや、後に引けない一行は、背水の陣で、準備を整えます。持てる魔法をフルに駆使して、体力を回復し、メイトウィスト以外の5人には、ダメージを防御するバリアの呪文をかけます。回復の魔法もわずかなため、おそらく、激しい戦闘はこの一回きりでしょう。

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万全の準備を整えたパーティが、ヘルゲイトに突進したのは、第46ターンでした。現れたのは、4体のデーモンと謎の男X!その背後には、怪しい光を放ち、不気味に振動するヘルゲイトが見えます。

戦闘は、短期決戦になります。バリアが効いているうちに、謎の男Xを斃すべく、グレイドとオスカルが飛び出します。最強のクレイドの突進に合わせて、弓矢が左翼のデーモンを集中攻撃します。見事な連携で、まずは1体を撃破!

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ここで、敵の魔法攻撃が襲いかかります。第2列にいる謎の男Xが、唯一、バリアのないメイトウィストに光線を見舞います。が、これは、メイトの高い抗魔法力5が防ぎます。と、そこへ、地獄の門-ヘルゲイトが3度の閃光を放ちます。爆発!味方も巻き込むこの攻撃で、さすがのメイトウィストも1ダメージを受けます。

このまま、ヘルゲイトを止めねば、全滅する!危機感を募らせた一行は、バリアの加護のもと、デーモンをなぎ倒します。渾身の力を込めた剣戟と正確無比な弓射撃により、第3ラウンドまでに、護衛のデーモンを全滅させることに成功します。怒り狂った謎の男Xとヘルゲイトは、魔法の乱舞を見舞いますが、ここも根性の抗魔法ロールで、1ダメージのみに止まります。

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第4ラウンドに、ついに全員のバリアが切れます。もはや時間がない!一行は死にもの狂いの攻撃で、謎の男Xへ突進しましたが・・・結果は、あっけなくつきました。グレイドが振り下ろした刃が、X の頭蓋骨を捕らえ、粉砕!魔法による世界制覇を夢見たXは、自ら作った城塞の最深部で、命を落としました。

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これにより、ヘルゲイトも活動を止めます。激戦を終えたグレイドが全力で魔剣を突き立てると、激しい爆音とともに、地獄の門は四散しました。

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世界を救った一行でしたが、まだ、最後の関門が待ち構えています。先ほどスルーした最強の難敵-ガーゴイルです。これを斃さない限り、帰還は望めず・・・。

一行は、最後の力を振り絞って、ガーゴイルに突撃します。先の要領で、左の敵に集中攻撃をしますが、決戦の疲れか、drは振るわず・・・。わずか、6ヒットの打撃に止まります。反対に、怒り狂ったガーゴイルの凶刃は強烈で、一撃で味方のオルグをかみ砕きます。もはや、バリアも効かず、このまま、地獄の白兵戦か?!

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この危機を救ったのは、最後方に控えていたデューダでした。味方の危機と判断した彼は、背負い袋から瓶を取り出すと、それを右翼のガーゴイルに投げつけました。魅惑の薬!瓶は見事にガーゴイルに命中し、四散する破片とともに、液体が降りかかります。次の瞬間、前衛に噛み付こうとしていた怪物は、小首をかしげると、くるりと向きを替え、もう一体のガーゴイルに襲いかかりました!(1/2で成功!)突然、味方に裏切られた肖像の怪物は困惑し、ろくな反撃もできないまま、とうとう、血の海に沈みました。

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この戦闘が、天王山でした。強力な味方を得たパーティは、途中でワイトやヴァンパイアの攻撃を受けながらも、危なげなくこれを排除し、地上階へ。

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ヘルゲイトを破壊して約30ターン後に、無事に城塞を脱出。世界を救ったばかりか、十二分な財宝を手に入れ、仲間の待つ町へと帰還したのでした。

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それから、数日後、町の人々の歓待と馬鹿騒ぎに疲れたドワーフが、こっそりと郊外にある墓地を訪ねていました。罠の排除と後方支援に徹した、細工の職人-デューダでした。彼は、まだ、真新しい灰色の墓石にかがみ込むと、静かに話しかけました。「仇は討ったからな・・・これがおまえさんの取り分さ」

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ポケットからひときわ大きな宝石を取り出し、墓石に埋め込みました。墓碑には短い一言が刻まれていました。「我が友、アルレック」と。

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この記事へのコメント

エゲレス紳士
2009年10月27日 00:40
はじめまして。なつかしく読ませていただきました。
私はDEATH MAZE(死の迷宮)にはまり、Citadel of Bloodは知り合いが日本語訳を持っていたので、Aresを海外通販して購入し、プレイしていました。
ソロプレイも数え切れないほどしましたが、複数のプレイヤーで1~2人のキャラクターを受け持ちプレイするのが、最も楽しんだプレイ方法でした。次のエリアに入る時に次のプレイヤーに変わり、ターンプレイヤーは怪物の判定や部屋の備品の調査の優先権があるというもので、戦闘後のマジックアイテムも、代わりにお金をもらうなど、人同士のやりとりで進めていく、まさにゲームマスターのないロールプレイングゲームでした。このゲームには、ドラマが生まれるんですよね。パーティーの危機を救ったり、爆発の罠でひんしゅくをかったり、何しろ面白いゲームです。ハウスルールもいろいろ作りましたし、いまだに機会があればプレイしたいゲームのひとつです。このゲームの元になったDEATH MAZEのプレイも是非取り上げてください。
mitsu
2009年10月28日 00:41
エゲレス紳士さま、こんばんは。

こんなソロ記事に、コメントをいただけるとは!(笑い)ヒット数の割には気持ち玉の評価もいいし、F級はかっこう隠れファンがいるのかも?!知れません。

おっしゃるとおり、プレイするたびに、ドラマが待っているんですよね。ごく希に、無理をしすぎて、全滅することもありますが、大事にプレイすれば、そこそこに生き残って、また、次へのチャレンジができる-このへんのバランスがたいへん優れていると思います。かなり、テストプレイをしたんでしょうね。

>ハウスルールもいろいろ作りましたし、いまだに機会があればプレイしたいゲームのひとつです。

ぜひ、見てみたいモノです。もし、お近くならば(お近くではなくても、笑い)、ご機会があれば、ちはら会でお待ちしております。

エゲレス紳士
2009年10月31日 00:35
お誘い、ありがとうございます。
詳しい活動場所の記述が見つけられなかったのですが、ちはら会は関東なんですね。私は大阪ですので、なかなか機会は無いかもしれませんが、会える日を楽しみにしております。

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