悪夢のフィクションは、米ソ激突!~ベルリン陥落(SPI/Tac誌)「レッドスター/ホワイトスター」

先の記事に書いたとおり、もっぱらソロ月間と化した7月でしたので、これまでアップしていなかったソロAARなどを制作していました。本日から、しばし、できあがった記事を「ソリタリィ・mitsu」(冗談です)として、順に掲載していこうと思います。まずは、「ベルリン陥落」のIFシナリオから・・・いつになるかわかりませんが、鳳には「エチオピアのライオン」が待っています。

では、第一弾です。

「東部戦線の崩壊」「ヒストリカル」シナリオと、さらに、米英・ソ連・ドイツの3人プレイを楽しんできた「ベルリン陥落」(SPI/Tac誌)ですが、最後に残った「レッドスター/ホワイトスター」シナリオを、ソロプレイしてみました。「ベルリン陥落」といいながら、このシナリオには、一切、ドイツ軍は出てきません。そう、第三帝国崩壊直後のヨーロッパでの米ソ激突を描いたIFシナリオです。

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 まだ、大日本帝国が降伏していない中、いくら勝利は確定的といいながら、極東の情勢をさておいて、実際に米ソが戦闘を行うゆとりはなく、完全なフィクションです。独ソ戦で国土と人民に多大な損害を受けたソ連と、国民の厭戦気分が高まり始めたアメリカが、これ以上、戦争を続けられるはずもなく、ほとんどSFの設定です。が、反共で名高いパットンとチャーチルなら、散発的な戦闘くらいなら、やりかねません(最後は、アイクがもみ消すか沈静化したでしょうが・・・)。

 このシナリオは、ベルリン陥落直後の45年5月(第11ターン)からはじまり、日本が降伏する8月(第16ターン)まで続きます。ベルリンを攻略したソ連軍が、余勢を駆って、エルベ川流域に到達していた米英軍に攻撃をかける、というものです。第11ターンには、1/2の確率で米英軍が先制する特別ルールがあるのですが、こうなると、補充もなく苦しいソ連軍に、全く勝機がなくなるので、オミットしています(ソ連軍の通常ターンから、実施しています)。

[承前]
ここにきて急速に悪化した連合軍内での関係を懸念するスターリンにとって、ドイツ降伏後もなおも進撃を止めないパットンの存在は、悪夢そのものだった。ルーズベルトの後を継いだトルーマンの本音は不明で、チャーチルは反共の意志を隠そうともしない。欧州派遣軍総司令官のアイクは戦いを望んでいないはずだが・・・。

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では、なぜ、パットンを停止させようとしないのか?戦後の混乱に乗じて、開発中と噂される秘密兵器で、我がソ連邦を屈服させようとしているのではないか?ならば、我々に残された時間は、かろうじて通常兵力で優位に立っている、今しかないのでは?

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ベルリンでの戦勝パレードが歓迎ムードで執り行われる中、スタフカよりジューコフの白ロシア方面軍に秘密命令が下された。「エルベ川の米英軍戦線を粉砕し、資本主義者の手から、全ドイツ及びチェコを解放せよ」と。

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[第11ターン]

戦勝ムードに酔う米英軍の最前線に、突然、激しい砲撃が加えられた。悪夢の第三次世界大戦が始まったのである。ドイツ中央部に達していたソ連軍は、一斉に西に方向を転じると、ドイツの完全解放を目指して、進撃を開始した。

怒濤のごとき、赤い津波がチェコを覆い、Pragueが陥落した。勢いに乗るソ連軍は、北部及び南部で巧みな機動で米英軍の2個スタックを包囲すると、果敢な攻撃を始めた。が、不意を突かれたはずの米英軍は、圧倒的な航空優勢のもと、必死に踏みとどまり、現地点を死守した(北部での包囲完成のための1:1攻撃が、まさかのAr!南部の1:2包囲攻撃は、drがさえず、失敗)。

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つい、半年前にドイツ軍のすさまじいバルジ攻勢を体験していた米英軍の対応は、素早かった。後方の予備を総動員すると、全戦線での反攻に転じたのである。北部では、Berlin前面の部隊に対し、2:1攻撃をかけ、スタックオーバーによる退却不可で、2個狙撃兵軍を除去。北部海岸地帯での3:1攻撃では、痛烈な打撃でDe!さらに、中央部と南部の戦闘でもExにより、敵兵力を相殺し、一気に優位に立った。

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<ソ連軍27VP:米英軍26VP>

[第12ターン]

ソ連軍は、開戦当初の奇襲(70%)に失敗したことで、米英軍の兵力を削ることができず、早くも防御態勢に移行した。北部ではスタックを、南部では地形を利用した戦線を構築し、わずかなVP優位を確保する作戦に出た。唯一、Leipzigに戦車戦力を集中し、4:1攻撃で、1個機械化歩兵を撃滅し、同市を占領した。

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米英軍は、守りを固めた敵に対し、正面攻撃で平押しを加えた。兵力の密集するDresden
では、側面から1:1攻撃をかけDrで戦車のスタックを押し返した。戦闘後前進でLeipzigの狙撃兵軍団を包囲すると、1:1攻撃でこれを撃滅した。また、南部ではGrazの狙撃兵軍団を、1:1攻撃で撃退し、同市を占領した。ソ連軍の攻勢で、Leipzigを奪われたものの、Grazを占拠したことで、VPの変化はなく、損害だけが増えていった。

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<ソ連軍27VP:米英軍26VP>

[第13ターン]

兵力が減る一方のソ連軍は、やむを得ず獲ったばかりのDresdenを放棄し、方面軍の高い防御力と地形を利用した陣地力を核とした、防衛線を展開した。完全な反撃態勢を整えた米英軍は、ドイツ全土でEx狙いの総花的な攻撃を仕掛けた。北部の海岸沿いから南部のTrieste前面までの5カ所の攻撃(3:1~1:2)の全てを成功させ(Dr)、Rostokを奪還した。これにより、両軍のVPはわずか1ポイントながら逆転した。

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<ソ連軍26VP:米英軍27VP>

[第14ターン]

有利な地形からたたき出されたソ連軍には、厳しい防御戦闘が待っていた。3:1以上の高い攻撃比率により、Berlin南部の諸都市が次々に陥落し、南部でも要衝Triesteが落城した。これにより、VPは一気に3都市分が変動となり、米英軍が大きくリードすることになった。

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<ソ連軍23VP:米英軍30VP>

[第15ターン]

もはや、ソ連軍の戦線は、崩壊寸前だった。生き残ったユニットを平地にばらまき、かろうじて突破を防いでいる状況に陥った。米英軍は、追撃の手をゆるめず、北部から中央部での戦闘を継続した。北部の港湾都市Stettinが2:1攻撃でExとなり、陥落。さらに、防御力20という化け物(方面軍)が居座るBerlinに対しても、1:1攻撃をかけた。結果はDrだったが、守備隊ルールにより無効となり、一時膠着状態となった。

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<ソ連軍22VP:米英軍31VP>

[第16ターン]

このままでは、敗北となるソ連軍は、最後に死力を振り絞って、反撃に出た。まず、何度も戦いの焦点になってきたDresdenに対し、Ex上等の1:1攻撃をかけた。ここでExまたはDrが出れば、生き残った戦車軍団に突入を命じたのだが、結果は無情にもAr!また、南部のTriesteにもユーゴ軍が全力を投入して、1:2攻撃をかけた。こちらは1/3で奪回の可能性があったが、またもAr!この時点で、ソ連軍の敗北が決定した。

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もはや、勝利が確定した米英軍だが、戦後の処理を少しでも有利にするため、Berlin及びPragueの守備隊に対し、Ex狙いの低比率戦闘をかけた。が、こちらも方面軍の異常なまでの防御力に押さえ込まれて、効果なし(Drが無効)。ここにいたり、大量の補給物資を消耗し、攻勢も防御もままならなくなった両軍の間に、休戦協定が結ばれたのだった。

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<ソ連軍22VP:米英軍31VP>

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