ちはら会の新たな名物は、砂漠戦?~ロンメル・アット・ガザラ(CMJ)

続いて、登場したkawaさんとmitsuで、ロンメル・アット・ガザラ(CMJ)をプレイしました。昨今、話題の「ブダペシュト45」システムを使ったアイテムで、このシステムは、CMJ最新号の「ウクライナ44」にも流用されています。隠蔽と非対称シークエンスを使って、きわめてシンプルに質と量を再現しています。収録が初期のCMJということで、二人とも数年ぶりのプレイとなります。もちろん、対戦はこれがはじめてです。今回は、攻勢側となる枢軸軍をkawaさんが、防御側となる連合軍をmitsuが担当しました。

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序盤、ビル・ハケイムを迂回したDAK+イタリア軍機械化師団は、連合軍の機動戦力に打撃を与えながら、北上をします。広範囲に点在した状態の連合軍は、思い切って戦線を下げ、ビル・レタ付近に戦線を張ります。ここで、枢軸軍が猛攻撃を受けると覚悟をしましたが、DAKは思いの外、慎重で、軽戦をすると包囲をおそれて後方に待避する行動を繰り返します。

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中盤、戦闘の焦点は、ビル・ハケイムに移ります。ここ(またはガザラ)を落とさないと、トブルク要塞の攻撃ができないため、カンプ・グルッペ・ヘッカーを戦闘に、要塞陣地に猛攻をかけます。地雷除去と戦闘のdrもよく、わずか3ターンで、ビル・ハケイムは陥落します。

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後方の憂いを一掃した枢軸軍は、全力を挙げて、ビル・レタ戦線に攻撃を開始します。が、なぜか、drは一変し、4:1攻撃でも、「1:1」が連発し、枢軸軍プレイヤーのモラルを低下させます。続く、数ターンの戦闘で、連合軍の損害も増加しますが、損害を受けた機械化部隊を後方に下げ、外郭陣地から引き抜いた歩兵を投入することで、戦線を守り抜きます。このローテーションがうまく機能したため、攻めても攻めてもらちのあかないkawaさんは「まるで、銀英伝(ヴァーミリオン会戦)のようだな・・・」と嘆息。

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終盤、このままではトブルク攻略はおぼつかないと判断した枢軸軍は、膠着した戦線の全面で攻勢に出ます。これまでは、戦闘後は後方に下がって戦線を整えていましたが、包囲の危険があっても、一歩も退かずに、敵を捕捉していく戦術に変更します。この戦術が効果を上げ、連合軍が集中(包囲)攻撃を受ける機会が急増します。ほとんどの師団がなんらかの損害を受けるに当たり、ついに戦線をナイトブリッジまで後退させます。

と、時間切れでここで終了となりました。この後は、枢軸軍の激しい追撃戦が予想されますが、ナイトブリッジが未だ健在であることや未損害の師団が3つあることなどから、残り5ターンでトブルク攻略は困難、と判断しました。

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今回は、ビル・ハケイムは早期に陥落させたものの、攻勢が慎重だったため、連合軍が部隊ローテーションで中央の戦線を守りきった形になりました。どうしても、包囲の効果がきついため、戦線整理に目が行きがちですが、前半から大胆な積極攻撃戦術をとっていたら、どうなっていたか、わかりません。実際、VPでは、枢軸軍77点に対し、連合軍は60点と、十分な損害を与えているので、まだまだ、可能性はありそうです。もう少し、枢軸軍の作戦を検討して、再戦しようということになりました。

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この記事へのコメント

takoba39714
2006年10月08日 19:45
ロンメルアットガザラは、私が持っている数少ない陸戦作戦級ゲームのひとつです。この号には日本機動部隊のエクスパンションか、修正ユニットかがついていたので購入したのでした。なのでこっちの方は全く手つかず状態で保管されています。ウクライナ44と同一システムなのですね。今度ルールを読み直して遊んでみようかなと思いました。
ところでちはら会の海軍提督kawaさんがこのゲームがお好きなのは、アフリカ戦は陸の艦隊戦と呼ばれる故でしょうか?
mitsu
2006年10月09日 16:17
kawaさんやTOMMYさんなど、ちはら会常連は、生き残りのベテランだけあって、ジャンルを問わない幅の広さがありますね。マイナーだろうがなんだろうが、興味があったらいってみようー、と。パパスさんの「遠大計画」ではないですが、どんなゲームでも一度はプレイしようという、熱意があふれていて、とても楽しいです。

ロンメル・アット・ガザラですが、ベースはシンプルで、ユニットも少ないので、各ターンはさくさくいきます。が、以外と細かいルールが多いこととターン数の長さで、最後までいくと、4~6時間くらいかかると思います。昨日、ソロ研究をしてみたところ、トブルクが第25ターンで陥落しましたが、イタリア軍の損害が多すぎて、VP敗北でした。

手慣れた連合軍相手では、枢軸軍は機動攻撃だけでは勝てない、と悟りました。イタリア軍歩兵を有効活用がポイントになりそうです。一方、イギリス軍は、後退のタイミングが非常に難しいです。が、OSSになるまでは、包囲されても影響は少ないので、補給線の開通と遮断にいろいろと手がありそうです。
kawa
2006年10月09日 23:35
以前にソロプレイしたときは、補給切れによる戦力半減を狙って英軍
ユニットを包囲し続けたところ、外から逆包囲され身動きとれなく
なった苦い経験と、せっかくの機動力を活かさない手は無いと思い、
一撃離脱に徹したのですが、包囲攻撃で+DRMをつけないと、
こんなことも起きるんですね。

包囲されても補給切れになるまで1ターン猶予があることと、
戦闘・移動のシークエンス上、英軍はすぐには攻撃できないこと、
味方ユニットの存在は敵ZOCでも補給線を通すことなどを
もっと活用すべきだったかなと思います。

>tokobaさん
海戦ゲーマーは非常に少ないので、東部戦線原理主義者のように
それしかやらないという贅沢は許されないのです。(大笑)
アフリカ物が好きというよりは、「プダペスト1945」システムが
良いというところでしょうか。
アントライドなので、あと1戦力足りないなどとみみっちい計算に
悩む必要は無いし、少しづつ消耗していくさまは、普通の連隊レベル
の作戦級ゲームよりリアルだと思っています。
takoba39714
2006年10月10日 22:22
kawaさまお久しぶりです。その節は大変お世話になりました。

>海戦ゲーマーは非常に少ないので、東部戦線原理主義者のように
それしかやらないという贅沢は許されないのです。

と、いうことは私たちは絶滅危惧種のなかでも殿堂入りのAAAですね(笑)。

>アントライドなので、あと1戦力足りないなどとみみっちい計算に
悩む必要は無いし

その視点は新鮮でした。勝つために2度目のアタックに備え、以前に目にした戦力をマメに覚えておくしんどさを先に考えてしまいました。
もう一回ルールブックにトライしようかな。

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