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zoom RSS 気分は潜水艦乗り!「今だ、ピンを打て!」〜ATTACK SUB(AH)7戦

<<   作成日時 : 2011/02/06 17:18   >>

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「突撃ウラジオストック」で暖機を終えたところで、もう一つの海戦アイテムの「ATTACK SUB」(AH)をプレイしました。現代(旧未来)海戦を描いたカードゲームですが、SLG冬の時代に差し掛かる頃に発売されたこともあり、あまり、話題になりませんでした。対潜水艦戦という地味なテーマも、響いていたかも・・・。

「広域前進計画」の一環で、「旧未来戦」アイテムを発掘してところで発見し、簡単という難易度表示で、和訳を製作(めったにやらないんですが・・・)。物は試しに、ソロをしてみたんですが、「こりゃ、いける!」と、例会に持ち込んでみました。

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一時、「アップフロント」の海戦版という噂が流れたように、基本的なカード・システムは、どことなく、似ています(ダイスを使わずカードでランダム判定をしたり、射撃結果に幅があったり、等)。

両軍は、片方が潜水艦側で、もう片方が潜水艦か、水上艦を指揮し、敵の撃滅を狙います。敵に攻撃をかけるのは、魚雷等になるのですが、いきなり発射できるわけでなく、準備として、ソナー探知等で接触レベルを上げておく必要があります。この時、敵への接触度が高いほど、攻撃に使用できるカードや攻撃力が多くなります。

ソナーには、自ら探信音を放って敵の位置を確かめるパッシブソナーと、敵の探信音を聞いて推測するパッシブソナーがあります。また、捕捉中の敵に対しては、思い切って「接近/後退」カードで近づいたり、変温層の下に入り込んで、レベルを下げる「接触減少」カード等もあります。

が、どの行動を行うにも、手札の枚数制限が厳しいので、先読みと相手との駆け引きが重要になります。

第1戦は、千葉会代表のyagiさんと、シナリオ1「潜水艦の決闘」をプレイしました。アメリカ軍とソ連軍の標準型潜水艦2隻ずつが激突する、基礎シナリオです。

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先に接触を仕掛けたのは、yagiさん率いるソ連軍。「Pinを打つよ〜ん!」と積極的にアクティブソナーを打ちますが、mitsu率いるアメリカ軍の「水上の雑音」カードに邪魔され、失敗。逆に、パッシブソナーで、接触値を上げられます。

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その後、ともに接近や探知を行いますが、CR(接触の減少)カードが多く回ったこともあり、お互いに敵を捕捉しきれません。

ゲームが動いたのは、中盤でした。そこそこの攻撃カード(接触値1と2)が来たアメリカ軍は、思い切って、Los Angelesを前進させます。しばらく、攻撃はないと、探索系のカードに切り替えていたソ連軍は、これに対応できず、両軍の接触値は急速に上昇します。

やむを得ず、ソ連軍はCRカードを使って、接触を断ち切ろうとしますが、水中の状態がよく、逃げ切れません。と、射撃位置に着いたLos Angelesが魚雷を発射!高い攻撃力を持つアメリカ軍の魚雷が突き刺さり、VictorV級のSkvortsovが深海の藻屑になります。

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怒り心頭のソ連軍は、パッシブソナーを稼働させ、敵を捕捉します。が、攻撃カードを捨てていたため、迅速な反撃ができず。Los Angelesが、急ぎ、変温層の下に潜り込んだことで、接触を失います。数で劣ることになったソ連軍は、慎重に防御系と探知系のカードを集め、反撃の時を待ちましたが・・・。

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時間は、隻数で優るアメリカ軍の味方でした。手札の多さを利用して、移動系と攻撃系のカードを集めたLos級は、2回の急速接近で一気に距離を詰め、魚雷を発射!生き残ったIvan Rogovは、急速旋回で必死に逃げますが、優秀な魚雷がこれを捕らえ、命中!センサーのある前部に重大な損害を受けたIvan Rogovは、浸水と水圧に負け、撃沈されました。

いやー、これは面白い!かなりアブストラクトされたシステムですが、潜水艦の本質を捕らえていて、「その気」になります。アクティブソナーを打ちながら「Pinだぁ!」とか、迫る魚雷に「デコイ発射!」とか、カード独特の軽妙なリズムで、プレイできました。
 
「UP FRONTみたいだけど、どうなのよ?」とか、イラストの艦長を見て「フランケンシュタインだぁ〜」(これこれ!)と言っていたyagiさんも、途中から「いい雰囲気しているね〜」とのめり込んでいました。

yagiさんからも簡単AARが届いているので、どうぞ。

「潜水艦ゲームはですね。大変GOOD!!なゲームでした。当日も話しましたが、潜水艦版の『UP FRONT』で、『UP FRONT』に見られた不自然な部分が無くなっています。『UP FRONT』で突然、目の前に建物や森が出て来ても、何だかねぇ、と思ってました。

で、対戦してみると、デッキの中身を把握しているのと、そうでないのでは雲泥になってしまいます。

細かい種類はともかく、アクティブ・ソナーとハッシブ・ソナー、移動、それに魚雷攻撃が何枚ずつあるか、それを知っていると、カードをどのように回せばいいか読めるのです。

mitsuさんが今回優位にゲームを進められたのは、カードをラミネート加工した際に、大まかに把握できたのでしょう。勝ちたかったら、対戦前にカードの枚数を確認しておけば、戦い方が変わって来るんでしょうね。」

 その後は、遅れてやってきたkawaさんと入れ替わりで、2戦をし、こちらも盛り上がりました。大分、カードの使い方に慣れてきたので、「戦闘指揮所」を使って、急速接近と即時攻撃をかましたり、「接近」カードを「後退」で打ち消したりと、丁々発止の潜水艦戦でした。

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いったん、昼食を挟んで、他のアイテムに行ったのですが、夕方からは、第2ラウンドとして、シナリオ2「索敵と破壊」、シナリオ3「突破」なども楽しみました。

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シナリオ2「索敵と破壊」では、アメリカ軍にヘリ搭載の水上艦が登場します。このヘリコプターが強力で、発進すれば「艦船」扱いになるので、手札が増え、さらに、探知と攻撃をしても、(当たり前ですが)パッシブソナーが反応できないため、潜水艦側にかなりの読みと技倆が必要となります。

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第1戦と第2戦は、mitsuがアメリカ軍を担当し、ヘリの威力で、無傷のまま、ソ連軍潜水艦を撃破。

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第3戦は、陣営を入れ替え、アメリカ軍(kawa)対ソ連軍(mitsu)で対戦。ソ連軍がSkvortsovをおとりにして、敵を引きつけ、Molynaが乾坤一擲の反撃!Skvortsovは沈められたものの、Molynaの魚雷がSimpsonに命中し、ヘリごと、これを撃破します。残るはVirginia1隻。すでに接触値は、上限のため、どちらが先に攻撃できるかにかかっていましたが・・・急いで発射準備を整えたVirginiaの魚雷が、Molynaを捕らえ、勝利しました。これまた、手に汗握る対戦でした。

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最後は、NATO軍の潜水艦による迎撃を描いた、シナリオ3「突破」。なんとスタート時には、ソ連軍3隻に対し、NATO軍は1隻しかいません。mitsuが担当したその一隻が、最新鋭のSeawolf級なのが救いでしたが・・・。


ゲームの序盤は、攻めるソ連軍に対し、NATO軍が守る展開になります。とにかく、カード差を埋めたいNATO軍は、距離カードを惜しみなく投入して、Trafalgarを呼びます。確率は1/2だったので、2回目の距離カードで、増援を呼び込むことに成功します。
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と、早速、反撃開始!優秀なSeawolfが、確実にアクティブ探知を成功させ、たちまち、2隻を捕捉。間髪を入れず、魚雷を発射し、2隻とも撃沈!ソ連軍も意地の反撃で、VictorV級が、Seawolfを捕捉し、これを撃沈します。

が、パッシブソナーで様子を窺っていたTrafalgarが、敵討ちの魚雷を発射し、VictorV級を深海に沈めます。

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と、ここで、残念ながら、時間切れで終了。もし、続けていたら、運と読みが物を言う熱戦になったことでしょう。

シンプルなルールながら、シナリオ設定も絶妙で、必要とされる戦術が異なり、想像以上の奥深さです。まだ、10以上の未プレイシナリオがありますので、今年はしばらく、これで楽しめそうです。

<訂正>
 一部のルールに訳の間違いがありました。正しくは、以下の通り。
2.2 注意:艦艇の接触レベル表は、敵対する艦艇が掌握している自艦の接触レベルを記録している−敵船の接触レベルではない。

 前回のプレイでは、潜水艦より水上艦の方が捕捉されにくかったり、Los Angeles級の方が最新鋭のSeawolf級より静粛だったりと、??が多かったので、調べ直したら、語訳でした。

 これにより、シナリオ2では潜水艦側が、シナリオ3ではNATO軍側が、プレイ時よりも有利になるはずです。

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コメント(2件)

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いいなあ。いいなあ。これ欲しかったんだよなあ。
やってみたいんですよ。すっごく。
今度お会いした時に是非教えてください。
takoba39714
2011/02/06 21:06
ほらほら、いいでしょう!(笑い)

冗談はさておき、抽象的な切り口ですが、ASWらしさがよく出ているんです。2隻ずつだと、所有カードが少ないので、やや地味ですが、そのままならさも潜水艦戦らしくて、グー!

関東遠征をお待ちしています。
mitsu
2011/02/07 23:58

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