歴史・戦史研究「ちはら会」

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zoom RSS 時代を全うした(もしくは翻弄された)博徒たち・・・〜明治残侠伝(GJ)

<<   作成日時 : 2010/09/14 19:44   >>

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遊侠伝で遊んだならば、残侠伝で残りの生き様を見なくちゃ、ということで、リアル双六「明治残侠伝」(GJ)もやってみました。時間の都合で、清水・黒駒の一家の博徒に絞っています。

まず、大親分の清水の次郎長。官幕両軍の誘いを受けるも「あっしには関わりにねえことでござんす」と任侠に止まります。が、風向きを見抜くことにかけては、天才的な次郎長は「なあに時代は変わったのよ」と堅気になる決意をします。「これからは実業だ」と裏街道の手管も使って、御用商人に。「まさか、畳の上で死ねるたあ、思わなかったぜ」と元子分の見守る中で、大往生します。

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一方の親分の黒駒の勝蔵。攘夷志士気取りの勝蔵は、「これからは天朝様の世の中よ」と史実通りに官軍に参加。が、脱走をしなかったのがよかったらしく、運良く士族に取り立てられて「官員」へ。「髭を生やして洋装かい」とすっかり垢抜けて、これまた、大往生で一生を終わります。

この他にも、任侠を貫いた大岩や堅気になった塩田の玉五郎(黒駒)、無頼と監獄を行ったり来たりした後、堅気になって農業に従事した森の石松(!清水)も、大往生となります。

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この5人ほどではないものの、平凡に人生を終えたのが、「旦那どこまで参りましょう」と車夫となったお相撲常(清水)、堅気になって農業開発に従事した鬼神の喜之助(黒駒)でした。

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過半数の博徒が、幸せな余生を送ったのに対し、残りの半数は、時代に翻弄されて、最後を迎えます。紆余曲折の末、警官になった小政(清水)は、士族の反乱−西南戦争に駆り出され、「名誉の戦死」。「こんな情けねぇ死に方かい」

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「サイコロが呼んでやがる」と極道気質が抜けなかった大政や法印の大五郎(清水)は、下らぬ喧嘩に巻き込まれ、「刺されちまった痛ぇよ」と惨死。

遊侠伝では大活躍だった吉良の仁吉は、派手な喧嘩(と殺し)が政府から目を付けられ、牢獄に。速成裁判で「斬罪とする」と獄門首に。同じく紅一点の「女無宿おりは」も堅気と無頼を行ったり来たりするうちに、当局に睨まれて牢獄に入り、「やくざの果てはこんなもんさねぇ」と、晒し首に。

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両家の生き残った12人のうち、5人が天寿を全うし、2人が平凡に、5人が非業の死と、激動の時代を駆け抜けた博徒の一生でした。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
あ、清水出身のフォン・ローテンシュタインです。実在の次郎長さん本人も半分実業家のような存在になって今の清水港の隆盛(?)を築き上げた、近代清水港の大事な貢献者です。彼がいなかったら清水港なんて歴史の影に忘れ去られた田舎の小港として残っていたかどうかすら怪しかったものですから、それで清水では「次郎長さん」と呼ばれるに至ったのですよ。私も次郎長さんのおかげで就活全滅(しかも時はバブル時代)一歩手前の惨状から救われたので、次郎長さんに足を向けて眠れません。ちはら会に行きたいのですが、保護手当給付少し前に開催されることが多いので、お金がなくて行けません。残念です。
Josua von Rotenstein
2010/09/16 23:43
清水出身でしたら、さぞ、思い入れもあることでしょう。ちはら会は、いつでもありますから(たぶん、笑い)、あせらずに来られるときに、どうぞ。

千葉会でもタイミングが合えば、持ち込みますよ〜。
mitsu
2010/09/17 19:49
Rotensteinさん、ごぶさてしてます、お元気でしたか。
面白いので機会があればぜひチャレンジしてみてください。
またお会いできる日を楽しみにしています。

yb-tommy
2010/09/18 03:36
幕末無宿のビッグネームですね。この方は大親分の盃なしの客分だったと藤田五郎の任侠百年史に出てきます。今NHKBSで放送中の昔の映画、御用金におりはという無宿が登場します。この人を参考にしたのでしょうか。
無宿おりは
2012/03/30 20:59

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