歴史・戦史研究「ちはら会」

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zoom RSS 実らぬ砲撃が招いた、死屍累々・・・「信管はどうなっている!」〜旅順港強襲(GJ)

<<   作成日時 : 2010/08/09 09:16   >>

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全国的に記録的な猛暑が続いていますが、この暑さを吹き飛ばそうと、自宅オフ会を開催しました。まず、8/8に常連のTommyさんが来宅し、四方山話と共に、ゲームを楽しみました。

緒戦は、mitsu推薦のアルンヘム・システムから「旅順港強襲」(GJ)です。耐え難きを耐えるところが、今年の猛暑と共通しているかも?!mitsuのインストで、Tommyさんが帝政ロシア軍を、mitsuが帝国陸軍を担当しました。以下、戦記風にAARを書いてみます。

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第1ターン、偵察隊を要所に進入させたところで、日本軍の砲撃が降り注ぎますが、大半がスカ。特に、203高地方面への関門となる高崎山は、雨霰と砲弾を見舞いますが、悉く、効果なし。

このままでは埒があかないと判断した第三軍は、前線堡塁の中でもっとも手薄だった水師営南方に、第1師団の主力を投入すると、砲撃と隣接エリアからの銃撃で、これを奪取。すかさず、攻撃を続行し、退路を断たれると、一部が退却を始めた龍眼北方堡塁に、砲兵群を集中して、どうにかこれを陥落させた。203高地方面は遅れ気味だが、中央部で前進ができたため、そこそこの状態か?

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第2ターン、勢いを維持したい日本軍は、水師営南方から隣接する地区へ前進し、砲撃により、寺溝東北堡塁を陥落させた。

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中央部での順調な攻略に気をよくして、松樹山と椅子山に先駆隊を突入させたが、これは勇み足となった。斜面に取り付く日本軍に対し、ロシア軍の防御射撃と砲撃が容赦なく降り注ぎ、これを撃退。

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ならば、203高地方面で前進をと、高崎山に矛先を向けるが、またも砲撃が当たらず、前線は停滞。わずかなロシア兵がこの丘を死守して、難攻不落の名を欲しいままにした。

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唯一、進歩があったのが二龍山堡塁で、火薬庫を直撃した砲撃の余波を縫って、4個大隊が前進し、ここに橋頭堡を確保した。

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このターンに、日本軍の損害は2個連隊以上に及び、あたりは死屍累々となった。一歩も引かずに、反撃部隊を投入して死守したロシア軍も、11個大隊を失ったのが、せめても救いだった。

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第3ターン、地道に前進するも、砲撃が当たらずに苦戦を続ける日本軍だったが、もっとも遅れていた203高地方面で、動きがあった。損害の多さに驚いたステッセルTommy将軍は、主要陣地への後退を命令。これによって、開いた空白地帯に、援護砲撃を受けながら、歩兵が前進し、203高地への出撃陣地となる化頭溝山と南山波山を確保することに成功した。

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これに気をよくした日本軍は、再び、椅子山への前進を試みたが、周辺の砲台から撃ち込まれる猛烈な砲撃と塹壕での白兵戦により、虎の子の工兵まで失って、敗退した。

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が、これにより、北東方面への砲撃がゆるんだため、隙を突いて、第11師団がさらに二龍山への増強に成功した。

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第4ターン、到着した28cm砲を持って、一気に勝負に出た日本軍だったが、凍り始めた台地に効果を減殺され、苦戦が続いた。

もっとも手薄になっていた松樹山に、8個大隊を送り込むと、集中砲撃を実施。これが、悉く、スカとなり、命中ヒットはわずかに3損害のみ。逆に、旅順砲台からの逆襲を受けて、次々と突入部隊が損害を受け、わずか2個大隊を残して、撃退された。

このままでは、最終ターンの攻略が危機的と判断した第三軍は、到着したばかりの1個師団強(第7師団)の増援を、足場のある二龍山と椅子山に、繰り返し、投入した。撃たれても撃たれても、坂を駆け上がってくる歩兵に、さしものロシア軍守備隊も弾薬不足となり、ついに要塞内への進入を許した。二龍山にフルスタックが、椅子山に7個大隊が取り付き、最終ターンの攻防を迎えることになった。

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もはや、時間がない・・・追い詰められた日本軍は、重砲を全て、二龍山と椅子山に向けた。まず、最強の28cm砲が火を噴き、二龍山陣地を蹂躙。空前の7ヒットを与えて、守備隊に大打撃を与えた。

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ロシア軍も最後の戦闘と持てる増援を全て投入したが、これまでの損害の多さが祟って、ついに二龍山に、消耗した1個大隊を残すのみに。ここで、陣地転換を終えていた第三軍の砲兵群が、火を噴き、二龍山堡塁にトドメを刺した。

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突撃準備をして塹壕から飛び出した第11師団の将兵が見たものは、完全に破壊された二龍山堡塁と無数のロシア軍の屍体だった。二龍山の頂点で、旅順港を見下ろした兵士達は泣きながら万歳を繰り返した。

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というわけで、最終ターンにまでもつれ込んだ旅順港攻防戦は、日本軍の勝利となりました。インストでしたが、TOMMYさんの適切な戦術と幸運(砲撃がスカばかり)により、あわやと思う瞬間もありました。イメージは、2個師団弱が死傷した帝国陸軍第三軍。

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一見、地味な要塞攻略戦ですが、反撃のタイミングや焦点の見極めなど、思いの外、頭を使います。Pre1914アイテムを言うことで、TOM7にも持ち込みますので、どなたか、興味がある方は、インストしますよ〜。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時

Love & Humor に溢れたAARをいつも興味深く、又いつも愉快に拝読させて頂いてます。読んで楽し、見て楽し!誰もが楽しめる、今一番のブログだと思います☆

その『旅順』なのですが実は少し前、対戦希望ゲームとして申し入れてみたら却下されちゃいました。日本軍の(復帰した)増援ユニット配置へ対する制約が足りない、との事です。
でも、こうしてmitsuさんのAARを見てると、やっぱり面白そうなんだヨなぁ〜[笑]。もしもこの『旅順』が出番に恵まれれば、mitsuさんの「強襲」シーンを観戦させて貰えるのですネ。楽しみにして居ります!
『旅順』の「信管」には高性能のTOM7製...
2010/08/10 23:11
過分なお褒めをいただき、恐縮です。申し入れが実を結ばなかったようで、残念でしたね〜。

>日本軍の(復帰した)増援ユニット配置へ対する制約が足りない、との事です。

??ひょっとしたら、増援ユニットと補充ユニットの配置を一緒にしていませんか?増援ユニットと違い、補充ユニットは、12.3(2)で盤外エリアに戻ってくることになっています。このルールが適用されると、日本軍の補充は、前線に復帰するまで、時間がかかるので、それほど強力でなく、けっこう、いいバランスになると思います。

自分も初めは間違えていたので、勘違いならば、いいのですが・・・。

ともあれ、TOMと歓迎千葉会には、持って行きますので、タイミングが合えば、インストでもいけますので・・・。




mitsu
2010/08/10 23:43

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