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zoom RSS まさに傑作!古代戦の大本命!〜HANNIBAL(Valley Games) 2戦

<<   作成日時 : 2010/01/29 20:34   >>

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この日のmitsuの本命アイテムが、傑作の呼び名の高い「HANNIBAL」(Valley Games)でした。ポエニ戦争は、そこそこの書籍を持っていて、古代戦で唯一プレイ済みなのも、第二次ポエニ戦争の会戦級「ローマン・トライアンフ」(旧GJ)だったりします。噂に聞くこの傑作をいつかプレイしてみたいと話したところ、CDSフリークのyagiさんから「いつでも、いいよ〜ん」と対戦希望がありました。

おお、ありがたや!1週間かけて、サマリーとチャートを自作し、どうにか、対戦にこぎ着けました。陣営は、戦術能力に優れたカルタゴ軍をmitsuが、補充能力と制海権に優れたローマ軍をyagiさんが担当です。

第1ターン、ヒスパニアを出発したHannibalは、史実通りのアルプス越えで、北イタリアに侵入。ローマの裏庭−SAMNIUMを目指します。各個撃破を避けたいローマ軍は、ARIMINUMに後退し、ここで敵を待ち受けます。

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第2ターン、ハンニバルはいよいよ、ローマ本国へ進行開始!ARIMINUMで初の戦闘が起こります。これを迎え撃つのが「ローマの盾」こと、執政官Fabius!戦象隊のあしらいもうまく、ローマ軍16枚、カルタゴ軍12枚で戦闘ラウンドに。10ラウンド近くに及んだ激戦は、ローマ軍の勝利!史実とは、逆に敗走したHannibalは、8戦力を失い、這々の体で撤退します。

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このままでは、Hannibalの運命は、北イタリアで果てることに・・・。やむなく、カルタゴ軍は、アルプスを越えて、ガリアに撤退します。

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第3ターン、ローマ軍は北の守りを固めるべく、カルタゴの同盟部族を攻めます。10戦力を持ったVarroの猛攻でしたが、これが連続してスカ!さらに、冬季損耗で、のべ4戦力を失う羽目に。これは、まさにチャンス!

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ヒスパニアからの増援をMagoが海上輸送し、Hannibal本隊と合流。戦力を回復したカルタゴ軍は、高い機動力を発揮し、再び、アルプス越え!そのまま、ローマ軍に襲いかかります。同盟部族を攻めていたVarroが虚を突かれ、大半の戦力を失って、敗走!さらに、後方にいたFabiusも、戦象隊の蹂躙を受け、後退。ローマへの道が開きます。

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第4ターン、勢いの乗るHannibalは補給基地となる港湾を目指して、COSAへ向かいます。これを補充で立ち直ったFabiusが追撃!両者の間で、戦闘が起こります。手札はほぼ互角。両者ともほぼカードを使い尽くす激戦でしたが・・・勝利したのは、経験値を誇るローマ軍でした。

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この結果、Hannibalが戦死。カルタゴ側の勝利は、厳しいということで、終了となりました。

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負けたとはいえ、十分に楽しかったので、早速、第二戦に。陣営は、前回と同じです。

第1ターン、今度こそはと、アルプスを越えたHannibalですが、珍しくPuburius Scipioが迎撃してきます。飛んで火に入る夏の虫かと、思いきや、いきなり、「戦象隊の恐慌」!自慢の戦象ボーナスを無効にされたHannibalは、まさかの敗戦を喫してしまいます。ああ、これで二戦連続で、初戦敗退・・・常勝将軍はどこへいった?!やむなく、陣営を立て直すために、ガリアへ撤退。後方からの増援を待ちます。

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時間の余裕を持ったローマ軍は、優秀な兵力に物を言わせ、北イタリアからBalearic諸島、寝返ったSicilyなどを、次々と攻略していきます。さらに、執政官Varroがカルタゴ軍の拠点−ヒスパニアに侵攻してきます。

後背地に危機に、急ぎ、駆け戻ったHannibalは、強行軍を使って、Varroを攻撃!これをローマ軍占領下の港湾へ押し戻します。

追い詰められたVarroは、海路脱出し、アフリカへ逃げ込みます。が、これは、カルタゴ本国の裏庭でした。すかさず、船団を編成したHannibalは、Varroを追って、アフリカへ!優れた戦術能力に、ヌメディア騎兵を味方に付けたカルタゴ軍は圧倒的で、逃げ場のないローマ軍を追い詰め、敗走させます。退路がないローマ軍は、壊滅!そのまま、カルタゴへ帰還したHannibalは、膨大な戦力を補充します。

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いよいよ、Africanusが登場する第6ターン、カルタゴ軍は賭に出ます。南イタリアへ逆侵攻!そのまま、包囲されている同盟部隊の救出に向かいます。これを迎え撃つのは、執政官Marcellus。戦闘カードは15枚ずつのイーブン!主導権を取ったり取られたりの大激戦で、残りカードもあとわずか。あと、1回、イニシアチブを取れれば、というギリギリの状況の中、最後の勝利を飾ったのは・・・ローマ軍でした。またもや、Hannibalが戦死し、第二次ポエニ戦争は史実通り、ローマ軍の勝利で幕を下ろしました。

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2戦ともHannibalの戦死負けでしたが、いやー、このゲームは面白い!丁々発止の白熱の戦闘システムを持ち、かつ、全ての行動がここに結びつく機能美。Hannibalの破壊力は圧倒的ですが、ローマ軍も数と地の利で対抗できます。逆に機動力では、ローマ軍が完全に制海権を握っているので、どこを攻めるのか、戦略的な優位は揺るぎません。まさに、カルタゴの個人技対ローマ・システムの戦い!!

戦略カードの把握と戦術スキルの熟練を磨いて、ぜひ、再戦したものです。いつの日にか、にっくきローマを打ち破るゾ!!

これも対戦相手のyagiさんから、楽しい感想が届いています。

この日の本命であるmitsuさんとの『ハンニバル』です。「本命は『嫌らしい子ねえ祭』では?」という意見は却下却下。

mitsuさんとは、お互いサークルの幹事をしているため、顔は合わせるものの、こう言ったマルチゲーム以外での対戦をする機会は滅多にありません。私の記憶に因れば、3〜4年前のPGG以来かと。

久々の対戦でしたが、心に決めていた事がありました。mitsuさんが悪手を行っても黙って見逃そう、という事です。

mitsuさんは対戦前にルールブックを確認しておくだけでなく、コマンドマガジンやWeb上にある作戦研究の記事を熟読しているのは見えています。そして初めてのゲームでも、対戦している内に、ドンドン上手くなって行くのです。前回のPGGでは、痛い目に会いましたからねぇ。

対戦自体はmitsuさんが、写真とメモを撮っていましたから、詳細はそちらに任せます。では、私の感想をば。

mitsuさんらしい展開でした。ハンニバルがアルプスを越えて来たのですが、2ターンにファビウスと戦ったところあっさり敗退。慌てて本拠地のスペインまで引き上げて行きました。そして兵力をかき集めて再度イタリアへ進攻。

この「普通は一蹴するファビウスに負ける」ところとか、「諦めず兵力を糾合し再度進攻」とか。おまけに焦ってハンニバルを突出させ、敗死させるのも、mitsuさんらしいのでした。

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mitsuさんも同じ感想を持ったのですが、いいゲームです。ハンニバル(カルタゴ)が苦しいのですが、チャンスさえ見逃さなければ、そしてそれを見極められれば、十分に勝機はあります。うんうん唸って一日掛かりで対戦するより、何度も自分の作戦を試す気持ちでやってみるゲームでしょう。

ちなみに、AH版でもバレー版でも大して変わりはありません。Web上にアップされているバレー版の和訳なら、問題も少ないため、参入へのハードルは低いでしょう。

今なら私共々mitsuさんも受けて立ちますよ。いかが?          (了)

というわけで、次のTOMに行けたら、こいつを持ち込みます。当然、カルタゴ軍で!

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2010/02/28 18:48

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