歴史・戦史研究「ちはら会」

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zoom RSS 対戦なった、初物の中東戦争アイテム!〜中国農場(SPI/T誌)

<<   作成日時 : 2009/04/17 23:44   >>

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朝一のもう一組の戦いは、ちはら会初の中東戦争−「中国農場」(SPI/T誌)です。おお、このアイテムをこんなに早くプレイできるとは!

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田村さんも偶然に「中国農場」のオリジナルマップを制作中とのことで、わざわざ、都内からの参加になりました。陣営は希望により、田村さんがエジプト軍を、mitsuがイスラエル軍を担当しました。

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第1ターン、イスラエル軍はぽっかり空いた南方から、1個戦車旅団を北上させ、アカビッシュ道の開通を狙います。中央の丘陵交差点付近で激戦となりますが、砲兵を集中することを怠ったために、肝心の交差点でBrとなってしまいます(研究していた初期攻撃のシートを忘れていました)。

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おかげで、敵の2個歩兵旅団を撃破するものの、要衝の交差点に、歩兵に居座られてしまいます。これで、工兵のスエズ運河の架橋は、1ターン遅れることになります。勢いに乗るエジプト軍は、各地で平押しを仕掛けますが、突撃破砕射撃と地形効果で全面後退となり、かえって付け入る隙を作ります。

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第2ターン、とにかく海岸へのルートを確保したいイスラエル軍は、戦闘後前進を織り交ぜた戦車と砲兵のコンビで、足並みの乱れた敵を屠っていきます。イスラエル空軍もSAMをかいくぐり、フル活動で地上戦闘を支援します。歩兵3個+戦車旅団1個を除去して、アカビッシュ道の開通に成功します。

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エジプト軍は、南方増援で揺さぶりをかけ、戦線を維持しながら、イスマイリア橋頭堡にじりじりと後退します。

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第3ターン、ついに架橋工兵がスエズに到着します。機甲主力は、敵の両翼に部隊を集中し、エジプト軍を半包囲状態にします。戦・砲・空のトリオが活躍し、機械化歩兵2個に、歩兵1個、戦車旅団1個を撃滅します。

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第4ターン、イスマイリア橋頭堡に圧力を加え、効果的な戦闘で3個戦車旅団を撃破!橋頭堡はさらに縮小し、こちらのエジプト軍は防戦一方になります。また、歩兵と一部の機甲部隊がスエズを渡河し、西岸に地歩を築きます。

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これに対し、エジプト軍は、なけなしの歩兵と優秀な砲兵を投入して、イスラエル軍架橋工兵を攻撃します。壊滅は無理でも、工兵を後退させられれば、西岸への機甲展開を1ターン、遅らせることができます。イスラエル軍もこの危機に、空軍を集中投入!SAMで1VPを献上するものの、戦力差をマイナスにすることに成功し、敵の反撃を粉砕します。

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第5ターン、危機を脱したイスラエル軍は、旅団単位で戦車部隊を渡河させると、橋頭堡付近の敵を包囲・殲滅します。同時に、機械化歩兵が周辺を蹂躙し、SAM基地を破壊。さらに、1ユニットがイスマイリア市に突入し、東岸の敵部隊の退路を遮断します。

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慌てたエジプト軍は、東岸から兵力を引き抜き、増援と合わせて、イスマイリア市内の歩兵を攻撃します。全ての砲兵を投入した戦力は、16!イスラエル軍も、空軍の全投入を検討しましたが、味方の砲兵の射程外のため、効果は薄く、救出を断念。かわりに、東岸に突撃破砕射撃を集中し、イスマイリア橋まであと2ヘクスに迫ります。

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SAMの迎撃と合わせて、機械化歩兵の撃破で8VPを前ターンに献上しましたが、西岸に機械化部隊の大兵力が展開したことで、第6ターンのイスラエル軍は、怒濤の進撃を始めます。イスマイリア方面に砲兵を集中し、第一線を数ヘクスに渡って押し込みます。東岸では、逃げ遅れた砲兵と歩兵が蹂躙され、壊滅。さらに、ファイド市方面でも部分攻勢で、南方への道を開きます。

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押される一方のエジプト軍は、ここで突撃CRTの使用(3ターン)を宣言!ファイド方面で反撃を仕掛け、Exを獲得し、戦車の除去と引き替えに、イスラエル軍歩兵1個を撃破します。さらに、最西端の戦車にも攻撃をかけましたが、こちらはなんとAx!敵を後退させたものの、自軍は壊滅。南西端に大きな穴が開いてしまいました。

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第7ターン、南北に分かれた両戦線で、イスラエル軍は揺るぎない攻撃を続けます。南部では、さきほどの自爆攻撃で開いた間隙から、機械化部隊が浸透し、敵を包囲しながら、ついにファイド市内への突入します。エジプト軍は、包囲の外から逆包囲を行い、生き残った部隊を救出し、あわよくば戦車部隊を壊滅させようとしますが、なりふり構わぬイスラエル空軍の介入(9戦力!)により、失敗。市街地の大半が、イスラエル軍の支配となります。

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北部では、砲兵を集中投入し、対砲兵射撃で敵の砲兵を沈黙させた上で、正面攻撃をかけ、じりじりとイスマリア市街に迫ります。エジプト軍は、西端からの増援を投入して、なんとか両戦線間の連絡を取ろうとしましたが・・・。

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中途半端な反撃は、イスラエル軍の苛烈な弾圧を産みました。第8ターン、側面の危機に前線から戦力を引き抜くと、逆襲に転じます。綿密な計算のもと、次々と包囲攻撃を仕掛け、のべ13ユニットを撃破!これで、エジプト軍の反撃能力は、ほぼ壊滅しました。

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第9〜10ターン、敵主力を粉砕し、あとは敵は時間だけとなったイスラエル軍は、15ポイント以上の航空戦力をフル稼働させ、南部山岳地帯での攻勢に出ます。敵のSAMにより4VPを献上するものの、エジプト軍の反撃を全て、マイナスコラムに押さえ込み、ついに南端まで数ヘクスに迫ります。

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湖近くでの敵の最後の反撃も空軍と砲兵の活躍で粉砕し、第12ターンに大量19ユニットの機械化部隊が突破に成功!エジプト軍の残存はSAMがわずか1ユニットという状態で、ゲームエンドになりました。

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最後に、VP計算をしたところ、
エジプト軍 … 29点
イスラエル軍…166点
で、イスラエル軍の決定的勝利でした。

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第1ターンにアカビシュ道を抑えたことで、エジプト軍にはゆとりがあったはずですが、五月雨式に行った反撃が付け入る隙をつくってしまったようです。最高コラムでも、Deは1/6しかない流動型CRTなので、半端な攻撃を控えて兵力を温存し、中盤に十分な兵力が整ったところで、Ex狙いの突撃戦闘を仕掛けるとよかったかもしれません。それでも、まだ、若干、イスラエル軍が有利でしょうが・・・。次は、ぜひ、エジプト軍をやってみたいものです(でも、もう1回なんて、できるかな〜?!笑い)。

最後に、(今回は採用したものの、出番がなかった)ハウスルールを一つ、提案します。
[18.26]特別ルール
5.第3及び第4ターンに、工兵の架橋によりスエズ運河を渡河したイスラエル軍ユニットには、行動制限がある。イスラエル軍は、ターンのはじめに2d6する。そのターン中は、スエズ運河西岸のユニットは、工兵から数値分までのヘクスにしか、進入することはできない。第5ターン以降及びイスマイリ橋で西岸に渡ったユニットには、この制限はない。
<歴史的コメント>
このルールは、スエズ運河を逆渡河したシャロン師団が、上層部の命令で橋頭堡で足止めを受けた史実を再現しています。これにより、イスラエル軍があまりに早く逆渡河に成功しても、エジプト軍はかろうじてイスマイリア市の防衛準備を整えることができるでしょう(こちらも史実通り。逆に、こうしないと、序盤にゲームは決まってしまう可能性があります)。

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