歴史・戦史研究「ちはら会」

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zoom RSS イェルニャは、守り切れたか?〜スモレンスク攻防戦(CMJ)

<<   作成日時 : 2009/03/03 20:12   >>

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1月に龍虎さんにインストしてもらって以来、例会のたびに、sawadaさんと連戦している「スモレンスク攻防戦」(CMJ)です。ルール自体はシンプルですが、ソ連軍増援の選択性及びランダム性と相まって、非常に作戦の自由度が高いアイテムで、何度、プレイしても新鮮です。陣営は、ドイツ軍をsawadaさんが、ソ連軍をmitsuが担当しました。

第1ターン、ドイツ軍は、先攻隊でスモレンスクを確保すると共に、全ユニットを北から中央に配置します。定石の一つである、北方重視策です。ソ連軍は、こちらもオーソドックスに、クリチェフとドブロゴーシュ付近を固め、敵の出方を待ちます。

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第2ターン、ドイツ軍は、先駆隊を北方に集中投入し、スモレンスク周辺を確保。増援は、南方のソ連軍を無視して、中央の道路を走らせます。ここだと、西方、南方、場合によっては北方も狙える位置のため、ソ連軍も慎重にならざるをえません。増援をスモレンスク街道沿いに集中して、戦線を整え、防御に徹します。

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第3ターン、ドイツ軍は、装甲を集中投入して、北部の固定増援を森林地帯に圧迫します。同時に、増援の主力は一路、西へ。狙いは、イェルニャからドブロゴーシュへの高得点ルートか?同時に、ドイツ軍は、ドブロゴーシュ方面に圧力をかけるため、第7装甲師団でヤルツェボ西部で攻勢に出ます。

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が、ここで、ソ連軍に思わぬ形で幸運が訪れます。第7装甲師団が大胆にも戦闘後前進で突出したため、巧みな迂回と予備攻撃で側面を圧迫し、丸々、1個師団を包囲することに成功します。これを除去できれば、2VPと大きなアドバンテージになります。「う〜ん、前進しすぎたな〜」とsawadaさん。

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第4ターン、この部隊の救出に向かうかどうか、迷ったsawadaさんですが、イェルニャを確保できれば、まだ、いけると判断し、そのまま、各方面で攻勢を続けます。北部の固定増援を森の奥に追いやり、無人の野を駆け抜けた機械化部隊がイェルニャを占領します。ならば、据え膳、喰わねば恥と、ソ連軍は兵力を集めて、1個装甲大隊を圧殺!1VPを確保します。

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第5ターン、いよいよ、戦闘はたけなわに・・・。ドイツ軍はイェルニャ方面をさらに増強し、ドブロゴーシュへ圧力をかけます。同時に、北方での攻勢は十分と判断し、北東の装甲部隊をスモレンスク街道を西進させ、あわよくばドブロゴーシュ付近での合流を窺います。そして、ミスティラウリ−キスラビッチ街道上に、機動予備を配置し、南方からのソ連軍の突出に備えます。このままでは全滅の可能性が高い第7装甲師団は自力での脱出を試みましたが(2:1で−1dr)、武運つたなく、ARとなり、自爆しました(これで、ソ連軍は2VP獲得)。

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ソ連軍は、ドブロゴーシュ方面に増援をつぎ込み、防御ラインを強化すると共に、南方で一斉反攻に出ます。クリチェフ方面では、戦線を押し上げて、チェリコフを確保。また、中央部では、貴重な戦車師団を走らせ、キスラビッチ西で街道を遮断した上で、ポチノクに向かいます。ドイツ軍の機動予備があるとはいえ、対抗できるのは、どちらかしかないはずです。また、装甲部隊がいなくなった北方では、すかさず、固定増援が反攻に出て、敵2ユニットを混乱状態にします。

第6ターン、ソ連軍の全面反攻に、ドイツ軍は機動防御で対抗します。中央にいた装甲予備を2分すると、クリチェフ方面で反撃に出て、ソ連軍の戦線を蹂躙します。同時に、キスラビッチ西の戦車師団を攻撃し、ミスティラウリ−キスラビッチ街道を死守します。また、第3装甲集団の増援と合わせて、側面を迂回した装甲部隊で、電撃的にヤルツェボを奪取します。が、イェルニャとスモレンスク方面では、最低限の部隊で遅滞戦術をするのがやっとです。ソ連軍は、敵が出てきたクリチェフ方面では防御に徹しますが、それ以外では攻勢を続け、ボチノク周辺の中央部を制圧し、イェルニャ方面の敵を孤立化させます。

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現時点でのVP予測は、ドイツ軍がイェルニャとスモレンスクを確保できれば、6点。が、イェルニャは包囲直前で、確保はかなり厳しそう。ソ連軍は、装甲壊滅の2VPに、ロウスラリ・クリチェフ・チェリコフ確保で5点。あと、1カ所を奪還できれば、同点で勝利ですが、クリチェフ・チェリコフのいずれかはドイツ軍に奪還されそうなので、イェルニャを取り返すか、ヤルツェボともう1カ所を占領する必要があります。

第7ターン、悩みに悩んだ末、グデーリアンsawadaが選んだ結論は・・・イェルニャ放棄でした。装甲部隊をイェルニャからスモレンスク方面に撤退させます。一方で、ヤルツェボとキスラビッチを確保、そしてクリチェフ方面で圧迫を続け、ソ連軍の戦線を崩壊させます。もはや、勝利は絶望的ですが、軍事的には妥当な判断でした。ソ連軍は、当然、嵩にかけて攻勢を続け、中央部を席巻。さらに、隙をついた歩兵師団が、スモレンスクに突入します。

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いよいよ、最終ターン。ドイツ軍は、最後の力を振りしぼり、ついに南方の要衝−クリチェフを奪取。また、スモレンスクの歩兵師団も、機動予備で粉砕して、奪還に成功します。が、反撃もここまで。ソ連軍の再反攻で、ヤルツェボが陥落し、他に3都市を占領。敵の装甲壊滅と部隊脱出により、合計7点対3点で、ソ連軍の勝利となりました。

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結果的には大差に見えますが、あの装甲大隊の不運な壊滅がなければ(不用意な突出がなければ)2点は与えずにすみ、ひょっとしたらヤルツェボも保持できたもしれません。となると、ほぼイーブンか1点差くらいの可能性がありました。まだ、ゲームを始めて年数の若いsawadaさんですが、プレイのたびに作戦と技倆が上がっていているので、次あたりはかなり危ないかも・・・。しばらく、定番アイテムになりそうです。

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