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zoom RSS ソロだとC級、でも対戦なら、立派なB級アイテム!〜CITY FIGHT(ツクダ)2戦

<<   作成日時 : 2009/02/05 22:23   >>

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今回の緒戦は、押しも押されぬB級アイテムの「CITY FIGHT」(ツクダ)です。超時空要塞マクロスでの市街戦を扱ったもので、行動選択システムを使用した戦闘級です。1ユニットは1機を表し、地上戦に登場した両軍の機動兵器の全機種が登場します。上級ルールでは飛行もでき、ヴァルキリーや空戦ポッドなどが、盤上を飛び交います。

ルールは至って、シンプル。各機に付き、事前に行動内容を選択し、その後にイニシアチブを決め、移動と戦闘を行います。射撃は、基本的に同時射撃で、各ターンに2回の射撃が可能です。高速移動や集中射撃など、選んだ行動によって、移動力が増減したり、火力が1/3〜3倍まで変化したりします。敵の行動を読み合うことが、楽しめます。

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ルールを読む分にはわかりやすかったんですが、やってみて面倒だったのは、プロットと各兵器の火力判定です。各機体ごとに、シートを用意し、各ターンの行動と損害を記録していきます。次が、距離によって、1火力ずつ変化する火器の射撃力。これがリアルと受けていた時代が合ったんですね〜(笑い)。このあたりは、80年代のB級の香りがプンプンします。

これだけ、手間がかかる割には、戦闘は激烈で、両軍が接触すると、瞬く間に死屍累々になります。ヴァルキリーが戦闘ポッドをフルオート射撃にすると23火力になり、通常射撃を選択していたら、倍の46火力(!)になります。対して、機体の装甲は、2〜4が標準なので、あっという間にハイオッズになり、運が悪ければ一撃で、よくても2発も当たれば、機体が破壊です。

マクロスの戦闘だから、リアルと言えばリアルなんですが、行動選択とイニシアチブによっては、一方的になることも・・・。実は、基本シナリオTで、ソロ演習をしたときには、片や、統合軍が圧勝、片や、ゼントラーディ軍が完勝と、あまりに極端な結果になりました。面倒この上ない書類管理と両極端の結果に、もしかしてC級(ゲームにならないクレージー級!)か?!と、戦々恐々としていたのですが・・・。

ともあれ、B級マスターこと、いのさんの手ほどきを受けながら、基本シナリオTを対戦です。リガード8ユニットのゼントラーディ軍をいのさんが、バトロイド4ユニットの統合軍をmitsuが担当しました。

序盤、両軍は高速移動で、中央へ前進します。バトロイドは高速性を発揮するため、ガウォークになり、突進。このあたりは、建物が多く、ほとんど視線が通らないので、サクサク、進めます。

物陰に隠れながら接近した両軍が、接触したのは第4ターンでした。左翼の建物の裏に隠れたリガード3機に対し、ガウォークが高速を生かして、ギリギリで射界を確保します。たちまち、起こる射撃の応酬。機数はともに3機ずつですが、瞬間火力に勝るガウォークがフルオートでバルカンをたたき込み、あっという間に2機を撃破!対するリガードも反撃でダメージを与えますが、撃破はならず。リガードは後退を試みますが、通常射撃を選択していたので、引くに引けず、そのまま、撃ち合いを続けることに・・・結果、左翼隊は全滅してしまいます。

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第5ターン、やっぱり、一方的に叩かれて終わりか?!と、いやな空気が漂いましたが、ここでいのさんがイニシアチブを取り返したことで、事態が急転します。中央に陣取るリガードを街路に飛び出させると、ガウォーク隊と射撃戦に入ります。今度は、リガードの的確な射撃がガウォークの薄い装甲を突き破り、2機を撃破!ガウォークの射撃は、1機を屠るのみ。同時に右翼を長駆迂回したリガード隊が、後詰めのガウォーク1機とつばぜり合いを始めます。

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このままでは挟み撃ちになる、と判断した統合軍は、生き残ったガウォークを集め、中央のリガードに射撃を集中します。ともに、損害を与えたところで、ガウォークが通常移動と高速移動を選択し、一気に敵の背後に!ここで、戦闘ポッドの全弾を使って、必殺の一撃を見舞いますが・・・ああ、ここでまさかのスカ!

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第7ターン、悪いことは重なるもので、ここでイニシアチブは再び、ゼントラーディ軍へ。至近距離からの射撃で、勝負あったかと思われましたが、なぜか、いのさんもつきあいよろしく、スカを連発!「なんで、足を止めて撃ってるのに、隣のヘクスにあたらんのだァ〜!」といのさんの雄叫び(笑い)。それでも、右翼を全力で反転したリガード隊が、ガウォーク1機を仕留め、残りはわずか1機に。

残弾もなく、まともに戦ったら、破壊だけなので、ガウォークは高速移動を駆使して、一目散に後退します。が、このままでは、負けになるので、最終ターンに、やむを得ず、足を止めて、撃ち合うことに。いのさんの悪運にかけたのですが・・・さすがに、僥倖は続かず、リガードの射撃を浴びて、最後のガウォークが破壊され、ゼントラーディ軍の勝利になりました。

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ソロをしたときは、偶然の要素が多すぎて、全然、面白くなかったのですが(作戦研究など、全く無縁!)、対戦だと勝っても負けても、(変な)盛り上がりがあり!おお、これは、まさにツクダ謹製のB級です!いい場面でイニシアチブが変動して、両軍にチャンスがあったのもよかったかも。

これなら、もう一戦をしてもいいなと、続く、基本シナリオUをプレイしました。こちらはTと一転して、重量級のバトロイドが2倍以上、出てきます。統合軍は、ごつくて重装備のスパルタン4機に、高火力のトマホークが3機、さらに40火力という、文字通りの化け物のデストロド・モンスターが1機。対するゼントラーディ軍は、通常型リガード8機は同じですが、大小ミサイル搭載のリガードが4機に、高火力のグラージが1機。学生時代ならいざ知らず、演算能力の落ちたオジさん2人だとたいへんなので、到着したばかりのkawaさんを誘って、3人プレイです。統合軍をモンスター好きのいのさんが、ゼントラーディ軍をmitsuとkawaさんが、担当です。

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まず、セットアップですが、ゼントラーディ軍は、全軍を左翼寄りに配置します。これに対し、統合軍は全般に広く配置します。ハウスルールで、ユニットは裏返しにして隠匿配置しています。

敵が分散していると見て取ったゼントラーディ軍は、全軍を高速移動させ、左翼の3枚スタックに狙いを絞ります。一方の統合軍は、左翼はそのままで、右翼から増援がシフトしてきます。が、いずれも、移動力は2。ということは、そちらに主力のモンスターがいると見てよさそうです。ならば、敵の増援が駆けつける前に、左翼から各個撃破すべし!ゼントラーディ軍は、市街地を高速で駆け抜け、4ターンまでに左翼の敵の周囲に殺到します。

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第5ターン、イニシアチブを取ったゼントラーディ軍は、一斉に街路に飛び出すと、敵を確認します。これが予想通り、トマホーク小隊!13機対3機と、数の上で圧倒的な優位に立ったリガード隊は、惜しげもなく、ミサイルをたたき込み、一撃で2ユニットを撃破してしまいます。トマホークもミサイルで応酬し、1ユニットを撃破しますが、多勢に無勢で、かつ足の遅いトマホークは、ミサイル搭載のリガードに捕捉され、4ヒットの打撃と引き替えに、壊滅。慌てた統合軍は、隠蔽にかまっていられず、スパルタン隊を急行させていましたが、救援は間に合わず、トマホーク小隊は全滅します。

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1ユニットの損害で、敵兵力の1/3を損耗させたゼントラーディ軍は、一斉に機首を右翼に向けると、遮蔽物を使って、増強スパルタン小隊を待ち受けます。数の猛威を恐れる統合軍は、スパルタン小隊を緩やかにサイドステップさせ、接敵を制限しながら、モンスターを前進させ、火力戦を目論みます。ゼントラーディ軍は、同数で撃ち合うと不利なので、隠蔽を保ちながら、敵に合わせてこちらもシフト。さらに、左翼からkawaさんの別働隊を大きく迂回させ、モンスターの側背を窺います。

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戦闘が一気に激化したのは、第7ターンでした。頃合いよしと判断したゼントラーディ軍のmitsu中隊が、増強スパルタン小隊の前に飛び出します。近距離から放たれたミサイルがスパルタン1機を粉砕。これに対し、統合軍もミサイル一斉射撃で応えますが、なぜか、低ロールばかり!ゼントラーディ軍に、全く被害なし。「ああ、今日はASLをやっとったら、よかったのに−!」とあまりのへたれぶりに、いのさん、二度目の嘆き節。

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ミサイルがないスパルタンなど怖くないと、ゼントラーディ軍は数の優位を生かして、射撃でダメージを与え続けますが、スパルタンは堅かった!防御力5というアドヴァンテージを生かして、ヒットを受け流します。と、ここでイニシアチブが、統合軍へ。絶妙なタイミングで主導権を握ったスパルタン小隊は、リガード隊の側面にダッシュで肉薄し、必殺の一撃を・・・ところが!「ピ、ピンゾロやてー!!」ああ、またも至近距離での射撃失敗!どうして、近くなるほど、外すんでしょうかね〜(笑い)。

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こうなると、足の遅いスパルタンは、サンドバック状態に。いくら厚い装甲でも、火力2〜3倍の通常射撃や集中射撃を喰らっては、全てを弾き返すことはできず、損害が急増します。一方、やっと追いついたモンスターは、その凶悪な火力でグラージを吹き飛ばすなど、存在感を示しますが、こちらも側背からの射撃を受けまくり、被害が重なります。

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結局、最終ターンに、リガード2ユニットと引き替えに、統合軍が全滅し、またもゼントラーディ軍の勝利となりました。

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手間のかかるプロットや理不尽なまでの運のしなど、さしやソロで集中してプレイするのはきついですが、勝敗にこだわらず、チームでわいわいやると、盛り上がりました。ただ、3人でやっても、終わった後の徒労感(作業負担感)は思っていた以上で、しばらくぐったり(笑い)。ツクダのB級は、やっぱり、四十過ぎのオジさんには、きついな〜(笑い)。

それでも、しばらくすると、また、やりたくなるあたりは、悪い「薬物」みたいです(大笑い)。あれほど疲れたはずなのに、例会の終わりには、いのさんと「次はヴァルキリーを飛ばしてみたいですねー」と、再戦を誓っていました、とさ。さあ、みんなも、チームで「禁断の世界」へいってみませんか?

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2008年のちはら会新企画〜「B級ゲームを救え!」Save the B-class item!
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2009/08/29 23:03

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
圧倒的な徒労感味わいたかったです。
折しも2009年2月はSDF-1マクロスの進宙式です。(リアルで、笑)
アキバでは記念のイベントが開かれるそうで‥VFー1は無理なので、
せめてFー14の上空フライパスでもあれば盛り上がるのしょうが‥
機会があれば、ヴァルキリー飛ばしてみたいです。
でも、”ドッグファイト”はイヤよ数ターン飛ばすとベクトル合成訳解らん
になるから(笑)あっ、クワドラン・ローに乗れるならOKです。
紫電
2009/02/06 00:34
おお、こんなB級プレイに、前向きのコメントが!紫電さん、ご無沙汰です。参加希望は、大歓迎です。というのは、両軍とも5ユニットを超えると途端にプレイヤーの処理が追いつかなくなるので・・・(笑い)。

いつか、総計36ユニット(!)の最終シナリオ「マクロス・スペシャル」をやってみたいものです。まあ、最低、4〜5人は必要ですね。まるで、オペレーション・タイフーンなみ!!(大笑い)

>折しも2009年2月はSDF-1マクロスの進宙式です。

おお、そうだったのか!つまり、旬のゲームってこと?!(ウソ)2001年にはモノリスが発見されたり、08年は知らないうちにアステロイドが爆破されたり、来年2010年は木星が爆発して太陽になったりするはずだんたんですけど・・・あの頃のSFに、時が追いついてしまいましたね〜。
mitsu
2009/02/06 19:22
持ってるんですよねこれ。
上面図のユニットが秀逸です。
暗算力はDSなんかなくてもT社製ゲームをすれば鍛えられましたよね(笑)。
takoba39714
2009/02/06 22:06
takobaさん、関東ご来訪の際は、ぜひ、「CITY FIGHT」のチーム対戦で!ゼントラーデイ軍なら、最大21機を扱えますよ(笑い)。

>暗算力はDSなんかなくてもT社製ゲームをすれば鍛えられましたよね(笑)。

DSは楽しいんですが、こちらは、一歩間違えると、修行のようでして・・・「大人の検定試験」みたい(笑い)。

>上面図のユニットが秀逸です。

takobaさんは、ひょっとして、上面図フリーク?!以前も、「クロス・ファイト」が好きと言っていましたよね〜。たいていの空戦モノは、上面図が多いですものね。
mitsu
2009/02/07 20:12
紫電さん、takobaさんご無沙汰ですっ。
珍しくみっつぁんが空戦までやるって言ってました。ゲームでは2次元しか生きられないと言ってたのにぃ。次回は上級ルールで空戦よぉ。

T社慣れし過ぎた私、みっつあぁんに頭に電卓入ってるんかいなっと言われましたが、掛け算&割り算にはハードが対応しとりません(爆)
takobaさん同様、空戦ゲーマーには上面図の拘りはある意味フェチかもぉぉ。


いのさん
2009/02/08 11:40
上面図フリークのtakobaです。
もちろんそれもあるのですが、設定画の流用でお茶を濁すことなく、おそらくはゲームのためにわざわざ描き起こしてあるというところに、なみなみならぬ愛を感じてしまうんですよね。
takoba39714
2009/02/08 21:05
>おそらくはゲームのためにわざわざ描き起こしてあるというところに、なみなみならぬ愛を感じてしまうんですよね。

確かに!・・・でも、その愛情のいくらかでも、デヴェロップに向けてくれれば、いいものになったと思うんだけどな〜(笑い)。

以前、デザイナーさんが、システムは作るけどシナリオは別の人で、という発言をしていたことがありました。が、やっぱり、シナリオのテストに関わっていれば、より洗練されただろうに、と感じることが多いです。

そういった意味では、ツクダ系は、完成されたゲームと言うより、自作用のキットといった位置づけなんでしょうね。有り余る時間と情熱があった学生時代だから、受け入れられたのかも・・・四十過ぎのオジサンには、ちと、荷が重いな〜。B級フリークの自分でさえ、たまに相手(ゲーム)を選びたくなります(笑い)。
mitsu
2009/02/08 23:54
>その愛情のいくらかでも、デヴェロップに向けてくれれば...
確かにそのとおり。全般的に「このシステムで作ってあれば動く筈」という思想で作られてはいますが、実際にやってみた感想をフィードバックしたような気配があんまり無いゲームも多々見受けられました。
takoba39714
2009/02/14 23:48

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