歴史・戦史研究「ちはら会」

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help リーダーに追加 RSS 窮鼠(マウス)、猫を噛む〜「ベルリン市街戦」(CMJ掲載予定)

<<   作成日時 : 2007/12/30 19:08   >>

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レッドさんとの楽しい歓談の後、「せっかくだから」とプレイさせていただいたのが「ベルリン市街戦」(CMJ掲載予定)です。実は部屋に入ったときに、すでに机に広げられていて、気になって仕方がなかったんです。見ればわかる通り、エリア方式のシングルブランドもの。そう、あの名作「激闘!硫黄島」(GJ)のシステムを使って、第三帝国末期戦を描いたものです。

立て籠もるベルリン守備隊をリンクスさんが、押せ押せのジューコフのソ連軍をmitsuが担当しました(インストをかねて、それぞれに、ドイツ軍に六万寺さんが、ソ連軍にはでったんさんが、参謀についてくれました)。圧倒的な戦力を誇るソ連軍ですが、ターン数は、わずかに4ターン。最終ターンまでに、果たして総統を排除(または捕虜に!)できるのか?

マップ中央には帝国議事堂や総統が籠もるベルリン地下壕があり、周囲には難攻不落の要塞化建物(高射砲タワー群)、有名なティアガルテン(とブランデンブルグ門)、テンペルホフ空港など、末期好きにはたまらない地名がいっぱい。セットアップ前に見せてもらったユニットには、精鋭のミュンヘベルグ師団や88ミリ対戦車砲(攻撃力6!)、歩兵ヒトラーユーゲント(対戦車攻撃力有り!)と弱々の国民突撃隊、訳のわからぬ義勇SSなど、オールキャストが勢揃い。さらに「やっぱり、これでしょう」とリンクスさんが示したのは、最強の対戦車トーチカ「マウス」!あな、恐ろしや!

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イメージは、最後に教えてもらったブラインドマップ。この時は、まさかこんな手を考えていたとは!

ゲームは、ソ連軍の重砲攻撃からスタートします。「ベルリン市街戦」ではソ連軍にのみ、砲撃ユニットが与えられています(重包囲されたドイツ軍には、もはや頼りになる砲兵も弾薬もありませんでした)。まずは、中心部への回廊を造るために、北部の2エリアに均等に砲撃を見舞います。

続いて、ジューコフ率いる第1白ロシア正面軍(第3打撃軍)が北から進入してきます。戦車高射砲タワーを避けるように中央部から進入し、生き残った国民突撃隊に1ユニットは停止させられたものの、戦車1ユニットがアレクサンダー広場に突入します。このT34に対し、隠蔽されていたパンテルが奇襲反撃!さらにドイツ軍ターンに、近接突撃をかけ、装甲効果(3)にもかかわらず、なんと3ステップロス!(どんだけ〜)

第2ターン、次ターン以降の突入に備えて、ベルリン市街地を砲撃し、トーチカ戦車(燃料切れで移動不能)を除去します。そして、ソ連軍本命の大増援(5個の打撃・戦車軍!)が西と南から突入してきます。これに対するリンクスさんの待ち伏せは、すさまじいものでした。精鋭ミュンヘベルグ師団をはじめ、多数のユニットが西部に配置されていたのです。至近距離からパンツァーファウストや88ミリを喰らって、燃え上がるT34!激しい銃火に損害が続出する親衛赤軍!これが硫黄島の海兵隊ならば、即投了だったことでしょう。

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しかし、ソ連軍の物量は半端なものではありません。イワンの戦車は全てが4ステップで、歩兵に至っては6ステップ!これだけの損害をうけても、まだ1ユニットも壊滅していないんです! 次々と屍を乗り越えて突入してくる赤い津波を、止めることはできず(多すぎて、防御射撃しきれない!)、約半数の2エリアが占拠され、防衛の主力部隊は南西の2エリアに孤立します。特に、南部から進入した部隊は、テンペルホフ空港を蹂躙し、市街地まで後1エリアに迫ります。次ターンは、いよいよ、ベルリン中心部へ進撃だ!

と、思いきや、リンクスさんが「では、総統の自殺チェックをします」と宣言。そう、追い込まれた「我が総統」は、中心部にソ連軍が迫ると、絶望して自殺をする可能性があります。自殺チェックは、1d6して「10」以上で、ソ連軍がいる隣接エリア1つにつき、+2されます。この時点では、まだ2エリアにしか入らないようにしていたので、「6」さえ出なければ、ヒトラーは生き延びるはずだったんですが・・・ああ、恐ろしきはリンクスさん。実に淡々と「死ね・・・ヒトラー!」と降ったダイスは、なんと「6」!! 史実通りに「我が総統」は、エヴァ・ブラウンと運命を、共にしたのでした。

となると、ゲームはどうなるの??「総統が死んだので、ゲームは次ターンで終わります。あとはエリアの支配ポイントです」な、なに〜!ただでさえ、4ターンしかないのに、3ターンに短縮されてしまったんです。まだ、半分しか支配していないっすよ!

あとがなくなったソ連軍は、一つでも多くのエリアの占領をめざします。最後の砲撃を、南西部の孤立したエリアに集中し、理不尽なまでの飽和攻撃で、ここを確保。次に残存火力(ヒット値)を冷静に計算しながら、各エリアに投入し、近接突撃を仕掛けます。1エリアを除き、ほぼ期待値通りのdrが出て、高射砲タワーと中心街を除く、ほぼ全域の占拠に成功します。これでなんとか、なったか?

本当のサプライズは、ここからでした。「たくさん、取られてしまいましたね・・・では」と言って、リンクスさんが大量の隠蔽ユニットを取り出した先は、戦線背後の高射砲タワー!なんてこった、どうりで、中心部の抵抗が少なかったはずだ!

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行動の自由を得た4ユニットのヒトラーユーゲント達は、意気揚々とベルリン北部の街路を行進し、支配地を取り返します。さらに虎の子のマウスが、帝国議事堂に登場し、ウィルヘルム通りを南下して、隣接エリアに投入します。ここを守備する親衛赤軍(8火力)が必死の対戦車戦闘を仕掛けますが、マウスの分厚い装甲(5!)に全てはじき返されます。まさに窮鼠(マウス)、猫(親衛赤軍)を噛む・・・このエリアも大混乱に陥り、VPがなくなりました(両軍のいるエリアは、VPが0に)。

「こりゃ、負けたな・・・」圧勝ムードから、一気に転落し、意気消沈のmitsu。ところが、ところが、最後にさらなるサプライズが・・・。「あれ、VPが足りな〜い」勝利を確信していたリンクスさんが、VP計算をしてみたところ、わずかにソ連軍に届かなかったんです。その差は、わずかに2点!

「う〜、最後にビックリさせたのに・・・う〜!」とリンクスさんは、かなり悔しかったようです。もっとも、主導権は明らかにドイツ軍にあったわけですから、こちらも勝ったとは、とてもとても・・・。

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いずれにしろ、初プレイで、かなり楽しくプレイすることができました。さすが、名作の硫黄島システム!戦場も規模も違うのに、きちんとベルリン戦らしさが出ているところが、秀逸です。聞いた話では、企画から最終版まで、約1週間で持ってきたとか・・テーマ選びから、システムの選定、そして無数のテストプレイ。このデザインを支えるワークス・ゼロさんのチーム力に、大いに感嘆しました。ああ、製品化がとても楽しみです。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
やはり、洞窟陣地でならしたmitsuさんの腕には敵いませんでしたね。
う〜ん、ザンネン!
「Mitsuさんが遊びにいったら、コテンパンにのしてください。」という、うおPさんの期待に応える事はできませんでした・・・・。
でも、次回のちはら会、千葉会ではリンクスさんの駆るマウスが、雲霞のごとく湧き出てくる赤軍を尽く蹂躙してくれることでしょう。

それでは、mitsuさん。
本年中は何かとお世話になりました。
来年も何卒よろしくお願いいたします。
六万寺
2007/12/30 20:40
むむむ、Mitsu五郎、命拾いをしたな。
しかしわれわれ虎の毛穴は、さらなる刺客を送り込むぞ。
安らかな日々はこれで最後だ。覚悟するがいい。ふはははは・・・・
虎の毛穴 総裁なぞP
2007/12/30 22:05
とても楽しかったデス。ありがとうございました。
やはり今回の敗因は、マウスの使いどころでしょうか。
一部、うわさではヒトラーを自殺に見せかけてマウスのキャタピラでペッタンコにしたのでは、と騒がれておりますがそんなことはありませんよ。

今度は、マウスを惜しまずガンガン前線で使いたいです。
来年もよろしくお願いします。
リンクス
2007/12/31 00:14
これは面白そうですね。早く遊んでみたい〜!
CMJに掲載予定との事。次号に掲載されるんでしょうか。
楽しみでなりません。
歩兵@島根
2008/01/18 13:16

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