歴史・戦史研究「ちはら会」

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zoom RSS 深まりゆく秋が似合う、古典のぬくもり〜バルジ大作戦(CMJ)

<<   作成日時 : 2007/11/14 22:41   >>

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初参加のエンジョウさんですが、かなりのベテランのようで、持ち込んでいたアイテムは、数々のエポック・クラッシックでした。「失われた勝利」「関ヶ原」など、どれも時間と練度を必要とする本格派揃いです。冬の時代を生き延びたオールドタイプとしては、落ち着いた古典のぬくもりを感じます。その中から、比較的手頃な「バルジ大作戦」をプレイすることにしました。ご希望により、エンジョウさんがドイツ軍を、mitsuが連合軍を担当します。

第1ターンに、ドイツ軍は、かなり強烈な戦術を披露します。最強の第1SS装甲師団を定石の第99師団戦区ではなく、北部に投入し、連合軍防御の要となる第2歩兵師団の2個スタックを攻撃します。歩兵を絡めた2:1攻撃です。これは、drが冴えずに失敗となりますが、ここからが凄かった!スタック制限により、第二次攻撃はないだろうと踏んでいたところ、なんと、オーバースタックで歩兵1個連隊を排除!「アドルフ・ヒトラー」を含む2個装甲師団で、またも2:1攻撃をかけます。結果は膠着で難を逃れましたが、損耗戦術をここまで徹底するとは!このドイツ軍は、伊達ではないゾ!

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北部こそ、止まったものの、南部と中央部では、通常及び機械化の2回の攻撃により、突破口が開きます。特に、バストーニュへの回廊となるクレルヴォ前面が大きく後退します。

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強敵出現に、連合軍も対応を先鋭化させます。北部では一歩も引かないスタック防御を、南部では機甲部隊による機動防御を徹底させます。幸い、オプション・リトリートが3つ出たので、これを戦略移動で思いっきり後退させ、それぞれで無難な戦線を引くことに成功します。

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第2ターン、ドイツ軍はハイト降下部隊を、北部戦線後方に降下させます。自分もよく使う手ですが、これが決まると、シェーネ・アイフェル高地の戦線はボロボロになります。祈るように見つめたdrは「4」!ハイトは大きく西にはずれ、とりあえず、一安心です。

それでもドイツ軍は、初期の作戦に従って、第6SS装甲軍で強襲をかけます。損害吸収用の歩兵を随伴して、2:1攻撃を連発します。ここでも幸いにして、drが冴えず、損害はEX1にとどまりますが、このまま行けば、いつかは抜かれることになるでしょう。

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これを防ぐには、こちらも徹底するしかない!いつもなら、2枚スタックで乗り切る北部ですが、今回は3枚スタックも投入し、敵に対抗します。これだけ、ひりひりした感覚は久しぶりです。ああ、知恵熱が出そう・・・。

中盤、北部が堅いと見たドイツ軍は、サンビットを強襲で落とすと、3個装甲師団をトロワポン回廊に投入し、側面からの圧力をかけます。いつもならば、歩兵による延翼運動と機甲をバラしてのスタック防御で凌ぐ場面ですが、気持ちで負けないために、兵力を集中して反撃に出ます。敵の随伴歩兵が遅れているのをいいことに、機甲師団と空挺部隊を敵前衛の両翼に投入し、攻撃をかけます。これが、幸いにして成功したため、戦闘後前進と第2次移動を巧みに使って、一時的ながら3個装甲師団を、丸々、複式包囲します。

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中央部では、このポケットを巡って、数ターンに及ぶ、死闘が繰り広げられます。装甲師団を救わんと、外部からドイツ軍の歩兵が一角を切り崩し、また、内部の装甲師団が自力で突破口を開きます。が、連合軍もさらに増援をつぎ込み、逃げ遅れた装甲教導師団を撃滅!さらに、第6ターンには、あと一歩で脱出までいっていた第9SS装甲師団を、2:1攻撃で殲滅してしまいます。これで、中央部のイニシアチブは、連合軍に傾きました。

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一方、主攻勢のエルゼンボルン尾根では、激闘が続きます。尾根で踏ん張る連合軍スタックに対し、3個装甲師団が徹底した強襲を繰り返します。地形効果を活用する連合軍ですが、さすがに消耗が嵩み、1個スタックが丸々、包囲されます。が、弱気を見せたら付け入れられると覚悟し、敵の包囲部隊をさらに外側から包囲し、足を止めます。再包囲と主力の転用を狙って、ドイツ軍も高戦力で攻撃をかけ、あと一歩まで行きましたが、突破までには至らず、徐々に損害が累積します。

北部では激しい消耗戦で、中央部では連合軍がやや有利となりますが、南部で連合軍に大きな危機が訪れます。装甲によるスクリーンが機能したため、バストーニュには空挺が間に合い安定しましたが、ドイツ軍は大突破を目論み、全ての装甲増援をこちらに投入してきます。第4ターンに、前衛の装甲擲弾兵師団が前進してきたのに対し、スクリーン任務から解放された機動予備隊が、こちらも反撃上等で切り込みます。3:1の包囲攻撃で、なんらかの損害を与えられると、計算しましたが、なんとここでdrは最悪の「12」。一方的な損害を受け、戦線に隙ができてしまいます。

これに対し、ドイツ軍は追いついた歩兵をかませて、反撃!1個機甲連隊が壊滅し、ヌシャトー前面に押し込まれます。北部・中央部では有利な状況なので、ここで踏ん張ってヌシャトーを守るか、あるいは歩兵スタックに籠もらせて、イギリス軍の到着を待つか。

連合軍が選んだのは、前者でした。が、ただ、待つだけでは守りきれないと判断し、再度、突出した装甲擲弾兵師団に反撃をかけます。今度は、 ヌシャトー守備隊も投入し、戦闘比は4:1(の包囲攻撃)。必勝の決意でダイスを振りましたが・・・あろうことか、drは悪夢の「12」を連発!まるでスローモーションを見ているかのような敵の再反撃により、ヌシャトーは陥落し、かろうじて生き残った3個連隊が撤退しました。ああ、ジリ貧になる前の賭けに失敗し、ドカ貧です。

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普通、南部がここまでガタガタになると、ほぼ連合軍の負けなんですが、今回は中央での成功がそれを上回りました。北部と中央部の大善戦で増援の余裕ができた連合軍は、制限解除と同時に、全イギリス軍部隊をマルシュから南部に投入します。3個歩兵師団+5個機甲旅団の戦力は強力で、戦線を安定させるとともに、間隙のあるマルシュ近郊から機械化部隊が浸透し、突破口を開けます。ここから流れ込んだ兵力が、南部の敵戦線を蹂躙し、ヌシャトーの奪還とバストーニュの解放が見えてきました。

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第7ターンを終わって、北部では、未だ、甲乙つけがたい激戦が続いているもの、中央部と南部は連合軍有利の状況。反撃成功により、ドイツ軍の3個装甲師団が壊滅しており、南部の大突破を差し引いても、VP的に届かないということで、連合軍の勝利で終了しました。

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久しぶりのバルジ対戦でしたが、激しい殴り合いの応酬で、十分に楽しめました。形式上はサドンデスでしたが、消耗戦略を貫いたエンジョウさんに敬意を表したいと思います。今後も最高の質のバルジを楽しめそうです。

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コメント(7件)

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ほらほら、U0Pさんも早くやらないと取り残されてしまいますよ〜
って、自分もか…orz
エポゲーやる人が増えると良いですね!
国民擲弾兵
2007/11/14 23:23
おじゃまします。

> スタック制限により、第二次攻撃はないだろうと踏んでいたところ、なんと、オーバースタックで歩兵1個連隊を排除!

ここ、ゾクゾクっとするほど感動しました。僕が知らなかっただけかもしれませんが、まだまだ面白い技があるものですね!すばらしいレポート、ありがとうございます。
たかさわ
2007/11/15 00:02
>第2歩兵師団の2個スタックを攻撃します。
私も手習いを始めました。これは松家流ですね。

>オーバースタックで
これは味方歩兵のいるへクスに装甲3ユニットを進入させて、先の歩兵連隊を除去したということですか。1VP与えても攻撃続行とはアグレッシブですね。
YB-Tommy
2007/11/15 01:19
よ〜し、自分は裏千家ならぬ裏筋流を興します!
U0Pさん、一緒に頑張りましょう!
Tommyさん、ゲームいっぱいできているようで裏山すぃ〜

しかし、新たな作戦のネタをいっぱい頂けましたね。
国民擲弾兵
2007/11/15 18:54
バルジは、序盤の定石はあるものの、その後は戦闘結果と兵力の配分次第で、毎回、大きく展開が変わります。まあ、アントワープに行くことはないでしょうが、経験によっては、ミューズ河を全面渡河くらいはありえます。

今回は久しぶりだったことやご新規さんとの対戦だったので、とても頭を使って、へろへろでした。昼食を取るまで、ずっと頭痛がしてました(危うく、知恵熱です。笑い)。

エポック・クラッシックスは、よく作り込まれているので、経験が大きいですが、よい意味で勝敗を度外視しても楽しめます。アルデンヌ風が吹く時期になってきましたので、いつでも挑戦を受けますよ!
mitsu
2007/11/15 22:54
>たかさわ様へ

定期的なご来訪とブックマークをありがとうございます。また、猿遊会を楽しみにしています。

次回のちはら会(12/2予定)は、3周年記念となります。レポートの通り、長く遊んでいただくことも可能になりましたので、お時間がありましたら、ぜひ、お立ち寄りくださいませ。
mitsu
2007/11/15 22:58
>国民擲弾兵さんへ

アルデンヌ戦線の同志へ、告ぐ!硫黄島に続く、第二の定番にどうでしょうね。バルジの季節に、ロング例会で待っています。
mitsu
2007/11/15 23:26

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