歴史・戦史研究「ちはら会」

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zoom RSS 秋のオフ会は、マイナーアイテム三昧〜「食人族」と「植民星の独立」と

<<   作成日時 : 2007/11/06 00:21   >>

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ちはら台の空も、ひときわ天高く澄み切った昨日、自宅オフ会を開きました。お相手は、遠路遥々、東京からお越しいただいた六万寺さん。9月の例会に参加して以来、アクセス2時間という悪条件をものともせず、常連さん並みの参加率です。いやー、ありがたいことです。

プレイしたアイテムは、西部ビルマの攻防戦を描いた、とびきり、マイナーな「Operation Cannibal」(AP) です。あまりにもマイナー故、まあ、対戦はできないだろうと、「今月のソロプレイ」で成仏させようとしていたのですが、六万寺さんからうれしい対戦希望があり、早速のインストプレイとなりました。

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日本軍の反撃を描いたシナリオ3「巻き返し」です。以前、常連のTOMMYさんと、英連邦軍の初期攻勢を扱う、シナリオ2「半島への進撃」をプレイしましたが、今回はその続きの大反攻作戦を行います。積極的な包囲殲滅を狙う日本軍を六万寺さんが、苦しい撤退戦を行う英連邦軍をmitsuが担当しました。

史実では、英連邦軍が日本軍の陣地で食い止められて時間を浪費している内に、ジャングルを迂回した2個連隊に退路を遮断されます。結果、重装備のほとんどを失い、壊滅的打撃を受けて、ビルマから一掃されてしまいます。勝利条件もずばり、「マップ上からの英連邦軍の排除」です。

兵力的には、むしろ劣勢の帝国陸軍ですが、密林浸透能力に長けたジャングル戦能力を持ち、かつ、戦術的な優位を表現するため、使用チットと投入チットが1枚ずつ、多くなっています。基本が、ランダムシークエンスのシステムのため、日本軍にチットが偏ると、史実以上の惨敗もしかねません。

そこで、イギリス軍の取った作戦は、早期撤退と北部丘陵地帯での持久戦です。南部と渡河点のある中部に最低限の兵力を貼り付け、時間を稼ぎながら、主力は一目散に北上し、地形効果の高い北部丘陵でハリネズミの陣を敷こうというものです。ポイントになるのは、最大の支援力を持つ2つの砲兵隊の安否です。陣地戦では2コラムシフトに相当する重砲ですが、機動戦では、その移動力はわずかに「2」。この「戦いの神」を、無事に撤収できるか否かが、後半の持久戦の正否を決めます。

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序盤、日本軍は増援とユマ河東岸の部隊を前進させて、中部の渡河点(Prindaw)の制圧を目論みます。ユマ半島の陣地から一部を引き抜いてこの方面に投入するなど、徹底した兵力集中で、(史実と同様のルートで)敵の退路遮断を狙います。英連邦軍は、この動きに迅速に反応し、南部から砲兵と2個旅団を引き抜くと、一部を中部の遅滞運動に投入し、残りを全て、北上させます。

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最大の危機は、第3ターンにやってきます。ユマ河東岸の足止め部隊を一掃した日本軍は、Prindawに籠もる2個大隊に、集中攻撃をかけます。連続チットに続き、戦闘のdrも冴えにさえ、第2ターン終了時には、はやPrindawを占領してしまいます。橋頭堡を得た日本軍はさらに勢いに乗って、Atet Nanraを占領し、1個旅団を丸々、包囲下におきます。あと1回、チットが続けば包囲網は完成し、砲兵は追撃戦で壊滅する手前まで追いつめられます。

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この危機を救ったのは、砲兵の弾幕射撃とリズムを取り戻した英連邦軍チットでした。第4ターンに、日本軍は、さらなる大包囲を狙って、中部丘陵を守る1個大隊に突撃をかけます。これに対して、撤退途中にいた英連邦軍の重砲が、直接照準で砲撃を行い、見事にこれを粉砕します(丘陵の3:1攻撃で、1/−)。

これで、流れは英連邦軍に戻り(連続チット)、決死の補給線をつないだ司令部の活躍などにより、包囲下の1個旅団が退路を切り開いて、脱出に成功します。今までの不調がウソのように、適切なタイミングでチットが来て、わずか1個大隊の犠牲により、主力は北部への撤収に成功します。日本軍も遅れながらも、移動を選択し、第6ターンには、北部へと到達します。

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以後、猛烈な砲撃戦を中心に、北部丘陵での陣地戦が、終盤まで続きます。攻勢正面はわずかに5ヘクスで、いずれもハイスタックが並びます。日本軍は到着直後に、威力偵察を行いましたが、重砲の弾幕射撃で一方的な損害を出し、早々に突入を断念。山砲の到着を待って、砲撃戦を開始します。

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当初は、総砲撃力(25火力)に勝る日本軍が、優位に戦いを進めます。丘陵に籠もるハイスタックに対し、高火力の砲撃が次々に命中し、5ターンの間に、2個大隊弱が壊滅します。英連邦軍も、分割した中隊を投入し、戦線を維持しますが、戦力低下は否めません。

流れが変わったのは、またも重砲の長距離砲撃でした。日本軍が砲兵のみをスタックさせていることに気がついた英連邦軍は、敵の射程外から、重砲による砲撃を実施。対砲兵射撃で、見事、1砲兵大隊を壊滅させます。日本軍はあわててスタックを分け、護衛の(損害吸収用の)中隊をつけますが、ターンを挟む連続砲撃で、護衛ごと、さらに1個砲兵大隊を壊滅させます。これで、ほぼ、砲兵力は互角となり、以後、当てたり当てられたりの砲撃戦に終始します。

クライマックスは、終了間際でした。折からのモンスーン(雨期)の合間で、FULLチットを獲得した英連邦軍が、反撃に出ます。突撃のために中央に戦力を集中していた日本軍の隙を付き、両翼を浸透した各1個旅団が、前衛部隊(2個中隊)を蹂躙。戦闘後前進で、後方に回り込みます。続くターンに連続チットを引いた英連邦軍は、そのまま、砲兵陣地に雪崩れ込み、2個砲兵大隊を撃破して、完全に退路を遮断します。これで、敵の主力が全て、補給切れとなりました。

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日本軍も反撃でどうにか1ユニットを壊滅させるも、包囲は破れず。天候はさらに悪化し、完全な雨期になり、そのまま、ゲームは終了しました。規定により、英連邦軍が勝利し、後に残ったのは、ビルマ北西部で補給を絶たれた第55師団主力でした(史実より2年早い「小インパール」)。

一応、英連邦軍の勝利ですが、序盤の奇跡的な撤退成功がなかったら、結果は大きく違っていたはずです。第3ターンで中部を制圧されかけた時には、かなり焦りました。あと1枚、日本軍チットが来ていたら、砲兵と殿の1個旅団は北部へたどり着けなかったでしょう。

後半は、砲兵の射撃が冴えたことと、日本軍が突撃を控えたことで、若干、楽になりました。が、もし、あの砲兵と1個旅団がいなければ、1ヘクス当たりの防衛力は、40%程度、低下し、壮絶な消耗戦に巻き込まれていたはずです。

「Operation Cannibal」では、チットの動きを予測した適切な作戦と、トリッキーな戦術運用が必要となります。そういった意味では、マイナーなテーマ以上に、プレイヤーを選ぶアイテムかと思います。インストプレイにもかかわらず、あわやというところまで英連邦軍を追い込んだ、六万寺さん。機会がありましたら、ぜひ、キャンペーンもどうぞ。

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コメント(2件)

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クソ〜!ゲームばかりしてうらやましいぞヽ(*`Д´)ノ
税金返せ(ただの腹いせ)(´・ω・`)ショボーン
国●擲○兵
2007/11/06 18:29
カンニバルのインストありがとうございました。
土俵際ギリギリいっぱいのところで積み上げられたイギリス軍の大スタックを見たときは眩暈がしましたが、かなり楽しめるゲームでした。
中盤で空いたイギリス軍の間隙を突くことができれば、終盤の展開も違っていたのかもしれませんが、一歩及ばずでした。
またお願いします!
六万寺
2007/11/06 20:14

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