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zoom RSS 時は今?!あるいは、下天は、夢か?!〜真本信長公記(CMJ)2戦

<<   作成日時 : 2007/07/04 23:43   >>

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太平記システムをこよなく愛するGONさんが、全作を持って登場。さっそく、mitsuが対戦しました。アイテムは、信長包囲網を描いた「真本信長公記」(CMJ)です。かつてダブルチャージ誌の付録として高い評価を受けて、デベロップ付きで本誌に再録されたものです。プレイ時間は1時間前後で、姉川から信長による覇権確立までを描きます。陣営は、織田勢をGONさんが、反織田勢をmitsuが担当しました。

序盤、内線の利を生かして、織田勢が攻勢に出ます。近江の浅井を、信長本隊が強襲!drが冴えまくり、浅井勢を壊滅させ、討ち取りチェックで、なんと浅井長政を降伏させてしまいます(織田勢の在地ボックスへ)。で、そのまま、兵力を増強し、近江・濃尾に集結をします。VPは織田方+1。

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流れが変わったのは、第3ターンでした。近江に集結した柴田勝家と明智光秀が、上洛の遅れている上杉謙信を出し抜いて、北陸に侵攻します。上杉謙信もリアクションを試みますが、雪深い街道を越えられず、合流に失敗します。反織田勢は、朝倉勢のみで戦う羽目に・・・ところが、総大将の朝倉義影の調略チェックが「1」!なんと、明智光秀が裏切ってしまいます。兵力の激減した柴田勝家は、「是非もない」と言ったかどうかは知りませんが、奮戦むなしく敗退。一方、西方で着々と兵力を蓄えた毛利勢も東進を開始し、近畿の勢力図が変化し始めます。VPは反織田方+3。

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第4ターン、織田勢は電撃的に東山に侵攻し、武田を滅ぼしますが、主力は濃尾で兵力の増強に努めます。対する反織田勢は、西国の小早川隊が摂河泉に到達し、最後の機動で朝倉義影+明智光秀のスタックが近江に入ります。ここで、再び、朝倉義影の威信が物をいい、荒木村重を調略してしまいます!おそるべし、名家の威光!織田勢の守備隊は、這々の体で、濃尾に逃げ帰ります。

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第5ターン、先手をとったのは、反織田勢でした。摂河泉から小早川隊を、近江から明智光秀隊を、それぞれ、京都に突入させます。織田勢は、羽柴秀吉と浅井長政がスタックしていましたが、増援もなく、苦しい状況。総大将は小早川隆景と浅井長政となり、京都決戦が起こりました。織田勢は、浅井長政の高い武略にかけたのですが、スカを連発。対する小早川は、「6」をボディブローのように出し続け、敵を消耗させていきます。結局、西国勢が寄り切り、京都を制圧しました。と、ここで残りターンでは、VPの逆転は難しい、となり、反織田勢の勝利で終了しました。

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思ったより早く終わったので、今度は陣営を入れ替えて、第二戦に。序盤、両軍は全域で味方の武将を出現させて、勢力の拡大を図ります。京都、近江、濃尾、摂河泉を織田勢が握り、それ以外の外線を反織田勢が制圧します。全域で拮抗しており、VPはほとんど動きません。第2ターンに濃尾に突入してきた朝倉勢と小競り合いをするくらいで、大きな戦闘も起こらず。

中盤、上杉謙信が動きます。雪深い街道を越え、フルスタックの謙信が北陸に進出。織田勢は軽戦後に、近江に撤退します。これに呼応して、東山の武田も動きます。兵力満載の武田勝頼が東海に進出し、前ターンに濃尾から撤退していた朝倉義影と合流します。これに対し、織田勢は兵力十分の明智光秀と佐久間信盛を急派し、迎撃します。光秀の武略と采配を持ってすれば、勝てないまでも武田勢に痛打を浴びせることは可能なはずです。ところが・・・「裏切り!惟任どの、裏切りなり!!」織田勢が分が悪いと判断したのか、肝心の光秀が寝返ってしまいます。これでは、戦闘になるはずもなく、佐久間信盛はやむを得ず、損害を受けて、濃尾に撤退します。

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さらに、織田家に悪夢が続きます。戦国最強の武将、上杉謙信が生き残りチェックに成功してしまったのです!これで、次ターンに近江に来られると、ゆゆしき事態になります。北から越後の龍、東に甲斐の虎が迫っています。西国の雄−毛利勢も、山陽に集結を終え、いつ、摂河泉の羽柴勢に襲いかかってもおかしくありません。

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第5ターン、信長を最大の危機が襲います。毛利勢は、小早川隊を分派すると、北畿に進出。これで、いつでも毛利勢の一部が、京都に入り込めることになります。続いて、武田・朝倉・明智の連合軍は、織田家の心臓部−濃尾へ。このまま、決戦に入ると、兵力的には不利です。そこで・・・「えっ、東海?!」武将数で優位に立っている織田勢は、濃尾にいた主力を入れ替えで東海へと逆侵攻させます。本拠を明け渡しても決戦をさけ、このターンに織田軍の優秀な補充能力に欠ける作戦です。

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この結果、濃尾は反織田勢が制圧し、織田家の武将が寝返ったため、ここを支配します。逆に東海地方は、守備隊の明智光秀を信長が再調略し、織田勢が制圧します。次ターンになれば、織田勢は数の優位に立てますが、敵にイニシアチブを取られるか、上杉謙信がもう1ターン、生き残ると近畿防衛は不可能です。が、逆転するにはこれしかない!

背水の陣を引いた織田勢に、運命の女神は微笑みました。まず、上杉謙信が病死し、これで北からの脅威がなくなりました。続いて、第6ターンのイニシアチブ判定で、見事、織田勢が主導権を獲得!東海地方と南畿、近江で兵の補充をした各軍団が、敵主力のいる濃尾に殺到します。反織田勢は周りを敵地に囲まれているため、撤退ができず、否が応でも決戦をすることになりました。

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参加兵力は、織田勢が若干、有利で、総大将の武略は、反織田勢が若干、有利。ほぼ、互角の戦いです。天下分け目の決戦を制したのは・・・信長でした。武略は低いものの、高い采配値を生かして、確実に敵の兵力を削減していき、第4ラウンドに一気に3ヒットを与えて、勝負をつけます。反織田勢は、武略で対抗するも、drが悪く、戦術的優位を生かし切れずに全滅します。武田勝頼・朝倉義影は撤退に成功しますが、総大将級2人を壊滅させたことで、VPは一気に+4されます!これでVPは、織田勢に+7。

最終ターン、反織田勢はかなり不利ですが、京都と近江に支配ができれば、まだ、同点の可能性があります。戦闘で敵の武将を排除できれば、逆転の可能性も。ということで、最終ターンの京都市街戦がおきました。反織田勢は、小早川と浅井のフルスタック(10戦力)、織田勢は秀吉と別所長治のフルスタック(8戦力)。武略は同じで、采配はごくわずかに、織田勢が有利。今度こそはと、挑んだ最終決戦でしたが・・・笑ったのは、猿こと羽柴秀吉でした。確率を超えるハイロールで、小早川を討ち取り、この時点で織田勢の勝利が確定しました。

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一年ぶりくらいの「信長公記」でしたが、手に汗握る熱戦で、十分に堪能できました。ベースが太平記システムのため、「信長包囲戦」ほどの動きはありませんが、寝返りルールがうまくきいていて、ダイスを握る手に力が入ることは間違いありません。元亀元年のものは、人気テーマゆえに、「信長最大の危機」など、競合アイテムも多いですが、また、プレイしてみたいと思います。

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内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。「ちはら会」様、特にGON様には大変勇気を頂いている『太平記』システム駄菓子ゲームデザイナーです。けっこー昔から本ブログを拝見させていただいております。いつもは黙って閲覧していたのですが、今回のリプレイはある意味デザイナーの理想系のゲームレポートだったので感動してコメントさせていただいた次第です。武勇は低いが采配と身分が高い旦那衆(のボディブロー)が「イロイロあっても結局は」武勇は高いが采配は低い(謙信以外は身分も低い)喧嘩屋に勝つというのがデザイナーが目論むシビアな歴史的世界なのです。明智の光ちゃんがヤな奴で(しかも役立たずなのも)GOODです。GON様には今後も拙作を愉しんでいただければ幸いです。
中嶋
2007/07/05 22:29
こちらこそ、こんな「場末」のブログにお立ち寄りくださり、感謝いたします。デザイナーさん自ら、コメントをしていただき、うれしいやら驚くやら・・・ありがたいことです。

ちはら会は、地方のミニ例会ということで、小振りのアイテムが主流になります。中嶋さまの「太平記システム」は、時間的にもプレイアビリティでも、理想的なものの一つです。GONさんとは、今後もいろいろとプレイするかと思います。

記事にはなっていませんが、自分がもっとも好きな日本史ものに、「太平記」(SS/GJ)があります。発売当初は、文字通り、駒がすり切れるほど、プレイしました。初版は武家方に厳しいのですが、なんとか勝てないかと、寝る間を惜しんで研究に没頭しました。機会がありましたら、ぜひ、例会でプレイしたいと思っています。

今後も、お気軽にお立ち寄りくださいませ。
mitsu
2007/07/07 00:21

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